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翻訳者が語る絵本の裏話、みーつけた
大好な絵本、『カクレンボ・ジャクソン』。
一人でも多くの人に知ってもらいたくて、いろんなところで紹介しています。小学校のPTA会長をしていたときには、卒業式の祝辞でこの絵本の話をしました。懐かしい思い出です。
そんな思い入れもあって、先日参加した読書会でこの『カクレンボ・ジャクソン』を選んだのだけれど、調べてみたら本屋さんはどこも品切れ状態か、すごくプレミア価格になっていることが判明。読もうと思ったら、図書館で探すのが近道のようです。
と、昨日の記事ではここまで書きました。
今日は、そのおまけ。
『カクレンボ・ジャクソン』のことを調べているうちに、翻訳者なかがわちひろさんのホームページにたどり着きました。森の中をさまよっていて、気がついたら明るい原っぱに立っていたような気持ちになりました。
そこに書かれているのは、なかがわさんが原書に出会った時の胸の高鳴りと、原題を翻訳するときの裏話。
カクレンボ・ジャクソンの原題は、Halibut Jackson。
Halibutは、カレイやヒラメに似た大きな魚のことで、日本ではオヒョウと呼ばれている魚だそうです。直訳するのは無理だと感じ、どこかに妥協点をみいだして日本語の名前をつけなければと思い、著者に直接相談されます。
「あなたがもっとも大切にしたいものは?」とたずねて、返ってきた答えは・・・?
そこに共通認識が生まれると、作品が生かされて魅力が輝くんだということが分かりました。
ぜひ、なかがわさんのことばで味わってみてください。
『カクレンボ・ジャクソン』のことが、さらに好きになりました。
読んでみたくなったら、こちらの記事を参考にして図書館で探してみてくださいね。
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![吉村伊織](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/148229259/profile_fe6d6484e43083506fcea88251f74d85.jpg?width=600&crop=1:1,smart)