ことばの力に感動した動画
たまたま流れてきたX(旧:Twitter)の投稿。
字幕に惹かれて動画を見たら、泣けてきた。
どうやら、とある商品のプロモーションイベントでの一幕のようだ。
子どもからの質問に答える、よしおさん。
「好きな子にかっこいいところを見せるには、どうしたらいいですか?」
とたずねる男の子に、自分が思うかっこよさについて語った。
「全力でやってることって、すごくかっこいいと思う」。
勉強が得意な子は勉強を、ゲームが得意な子はゲームを。
一生懸命やってるときってみんな前を向いている。
周りをキョロキョロしていない。
子どもに対して語っているが、大人の僕らが聞いてもハッとさせられるのではないだろうか。
同じ活動をするほかの誰かと比べて、あの人は活躍してるのに自分はうまくいってないと落ち込む。何か行動を起こす前に、失敗したら周りにどう思われるかが気になって立ち止まる。SNSではアクセス数やいいねの数を気にして一喜一憂する。
前を向いて一生懸命やってるかと問われたら、苦笑いしながらはぐらかしてしまうかもしれない。
そんな自分を見ないふりをしていても、心のどこかで気づいているから、真っ直ぐな言葉に触れると心に衝撃が走る。
さらに、周りと比べることは、かっこよくないと思うと続く。
比べるを、やめる。
・・・これ以上は、本人が語る動画を見てほしい。
イベントで即興で答えているから、準備してきたものではないと思う。よしおさん本人が普段から意識し続けてきたから、その場で出てきたんだろう。そう思うとまた感動も大きくなった。
はにかみながらも、表情が明るくなった男の子。
これから先、周りをキョロキョロしてしまったときには、きっとよしおさんとのこの日を思い出すだろう。
男の子は、動画で見る雰囲気だと、小学校低学年くらいだろうか。
「比」の漢字を習うのは、小学5年生の国語。その瞬間にもまた、ことばの意味を理解して感動が深まるかもしれない。
人の心を動かすことば。
その力を改めて感じさせてもらった。