「ミッチー語録」が石破総理に響いているワケとは?
石破さん同様党内基盤の弱かったのは昭和57年(1982年)に就任した中曽根康弘総理。「角影内閣」とか「田中曽根内閣」とか揶揄されました。
後に「大勲位」と呼ばれた方ですが、この頃は屋根のてっぺんでクルクル回る「風見鶏」と言われていたのです。
中曽根さんよりもっと党内基盤の弱い総理が石破さんですね。なってすぐ方針を次々変えるので「豹変総理」の異名をつけられました。
この際、石破さんは「風見鶏」のリアリズムを見習ってみたら如何でしょうか。
つい先日、植田日銀総裁との会談の後、「利上げできる環境にないと思う」踏み込んだ発言をしたのは👌でした。
植田総裁が一番触れられたくない「不都合な真実」こそ、4兆円の需要不足、継続的なデフレギャップが温存されていることなのですから。
私も石破さんが総裁選に勝った日の晩、ショートメールでこのことをご指摘申し上げた甲斐があったというものです。
気がついたらアベノミクスを踏襲していたと言われても良いじゃないですか。
「政治は8割の合理性と2割の非合理性だ。8割は理念と政策、好きだ嫌いだコンチクショウは2割にとどめておけ」。ミッチー語録の一節です。