【詩】意欲・Page of Wands
ワンドのペイジは若々しく
始まったばかりのエネルギー
これから何かを成し遂げんとして
荒野に立っている
ワンドは火のスート
今、若者は
情熱に満ち溢れ
芽吹いた棒を手にして
遥か遠くを見定めている
彼の着ている衣装には
サラマンダーの紋章
それは火の精霊であり
若者の中に純粋な火のエネルギーが
充満していることを表している
帽子についた赤い羽飾り
それは自由であることを
示しているようだ
同じシンボルは
愚者、死神、太陽などにも
描きこまれていた
すべてに共通するのは
解放するエネルギーであるということだ
若者は新しい扉を開いて
未知の領域へ進もうとしている
ペイジは小姓で
王侯貴族に仕えるものだ
彼は情報や見聞を
主君に伝達する役目を持っている
彼は臆することなく
何かを伝令として伝えるだろう
それが人生において
新しい局面であったとしても
勇敢に勢いをもって
切り開いていこうとするだろう
この人物は砂漠に立っている
遠方にはピラミッドが見えている
エジプトは神秘の智慧の宝庫
若者は何か
真実を掴むための探究の旅に
出ようとしているのかもしれない
意気揚々
進んでゆこうとしているところだ