悲しい出来事の解釈は自由!すぐに「自分が悪いんだ」と結論は出さないでおこう
悲しい出来事があったときに因果関係を推測して「自分が悪いんだ」と結論付けてしまいそうになっていたら、一旦考えるのをストップさせてみてください。
ヒトは原因が分からないと不安になるものです。だからすぐに結論を出そうとしてしまいます。
例として分かりやすいのは、帰宅したときに家の玄関の鍵が開いていた時の不安です。
すごく怖いですよね。他人が勝手に開けたのかとか、空き巣に入られたのかもとか、色々考えちゃうと思います。
でも朝急いでいて家を出て鍵をかけ忘れたことを思い出したら、安心しますよね。
これは「わたしが鍵をかけ忘れたからだ!」と答えが出たことで、帰宅時に家の鍵が開いていたことに対する不安感とか恐怖感からは解放させるからなんです。
悲しい出来事が起こったときも同じような現象が起きます。
例えば、悪口を言われたとします。
悪口を言われた原因が分からないと対処のしようがなく、「また悪口を言われるかもしれない」という不安が大きくなります。
だからすぐに「自分が悪いんだ」と結論を出したくなってしまいます。
これも結論が出れば原因が分からない不安からは解放されるからなんです。
ただ傷ついたときにいつも自分に原因があったと結論付けるのは相当しんどいです。ずっと自分を否定し続けたら、誰だってメンタルが持ちません。
だからこれからは傷ついたときに、結論をすぐ出さないようにしてみてほしいんです。
そのまま残ってしまった『原因が分からない不安』はどうするのかというと、一人で抱えずに周りの人に相談することで解決できます。
出来る限り色々な人に「○○さんから悪口を言われたんだよね。私が悪かったのかなぁ」と聞いてみてください。
他にはネットの悩み相談などで、自分と似たような悩みを持っている人に対する様々な回答を探すのもいいと思います。
意見の中には「あなたが悪い」という人がいるかもしれません。でも、「相手が悪い」とか「環境が悪い」とか「誰も悪くない」とか「タイミングが悪かっただけ」とか「月の満ち欠けのせい」なんていう人もきっと出てくるはずです。
その中で自分の気持ちが楽になる結論を選んでみてください。
「相手が悪い」と思うことで元気になれる人もいるし、「誰も悪くない」と思うことで楽になれる人もいると思います。
結論なんてなんでもいいんです。どれを選んでもいいんです。自分にとってこれからの人生が楽になれる結論を選ぶことが大事です。
現実に起きた出来事の解釈は全て自由です。
反射的に「自分が悪いんだ」と結論を出すのではなく、自分の気持ちが楽になれる結論をじっくり選んでみてくださいね。