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多様性を認めながらも自分を大切にするためのシンプルな考え方
「多様性を受け入れよう」
そんな言葉を目にする機会が急激に多くなってきました。数年前に比べて個々を尊重することで価値観、ジェンダー、夫婦の形、働き方など様々なことの自由度は高くなりました。
ただその一方で、違和感を感じることや、拒否反応が出ることも受け入れないといけないといと思って苦しい人もいるんじゃないでしょうか。
多様性を認めつつも、自分の気持ちも大切にしていくために必要なことがあるとすれば、それは感覚的に「なんかイヤ」と思ったことを無理して受け入れないことだと思います。
「理解はできる。だけどイヤ」という姿勢を持っていいです。
例えば男性がメイクをすることを理解できているけれど、自分の旦那さんがメイクをした時に「なんかイヤ」と思ってもいいんです。
そして奥さんから「なんかイヤ」と言われたことに対しても、「そんな風に言われるのはイヤ」と思ってもいいんです。
全ての人の価値観を受け入れようとしたら、どこかで自分の価値観を否定することになります。それは他者のために自分を犠牲にしているのと同じように大きなダメージになります。
受け入れ難いことを受け入れないことは、器が狭いとか、人としておかしいと責めたくなることがあるかもしれません。でも好きなこと、嫌いなことがあるのは人としてものすごく普通なことです。
本当の意味での多様性は、個々の考え方を受け入れつつ、それに対する感想も自由に持っていいことなんだと思うんです。
受け入れがたいことは「なんかイヤ」と思ってもいい。他者も認めつつ、自分も大切にするために必要なことです。
多様性に関してもう一つ思うことがあります。
それは、少数派に分類される人が認めてもらおうと頑張らなくてもいいんじゃないかということです。
確かに理解をされないと、誤解や偏見は生まれます。でも少数派だからといって、理解されるためにプライベートな考え方をオープンにするのは負担が大きいと思うんです。
多数派の人も少数派にいる人の気持ちを完全に理解することは難しいからといって、根掘り葉掘り聞くのもきっと違います。
『世の中には自分と真逆の考え方や価値観を持った人が存在する』という事実だけを知っていれば十分なんじゃないでしょうか。
否定も肯定もせずシンプルに「世の中には色々な人がいるよね。好き嫌いも色々だよね」で思っていることが何よりも重要なんだと私は思います。