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気持ちの切り替えなんてしなくていい

つらい出来事があって落ち込んで泣いて塞ぎ込んでしまうのはなにも間違ってないのに、「早く気持ちを切り替えなきゃ」と鼓舞したりされたりすることが多いのはなんででしょうか。

周りの人に心配をかけてしまうからとか、ずっと泣き続けるといつまで経っても元気にならないからとか、そんなところが理由でしょうか。

理由はどうであれ、どう考えてもつらい出来事があって落ち込んでいるのに誤魔化して元気になる方が余計につらいと思うんです。

まるで転んで膝に大きな傷ができたのに、絆創膏を貼ったら「これで痛くないでしょ?もう泣かないの!」と説得されているような気分です。

痛いものは痛いし、つらいものはつらいのに。

つらい気持ちは変わらないのに周りの人のためや未来の自分のために無理矢理気持ちを切り替えていくと、今の自分のつらい気持ちを大切にできないことの悲しさがずっと残り続けます。

表面的には元気でも、内面的にはいつまで経っても元気になれないままです。

元気でいることや明るく笑顔でいることは、魅力的だし愛されポイントではありますが、自分のつらい気持ちを無視してまですることではないはずです。

ずっと落ち込んだままでも、つらい気持ちをずっと引きずっててもいいじゃないですか。

周りの人に心配かけてもいいし、暗い顔をして毎日過ごしても全然いいと私は思っています。

本当に大切な人は、生きてるだけで十分だから。


また、つらい時期を過ごした人にしか分からない気持ちや、世の中の見え方ってきっとあります。絶対につらい時期を過ごすことは無駄ではないです。

無理矢理元気になろうとせず、そのままの自分で居ていいんです。



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