
ウィット効いてるイギリス人!
先日、娘と買い物に行ったときのこと。
パステルピンクのツヤツヤバッグ。
可愛いだけじゃなく機能的。
おまけに40%オフだ!
あんまり衝動買いはしない私たちだけれど
これは買いだ!と即レジへ並びました。
見るからに朗らかで全然気取りのない
レジスタッフの女性。
お会計をしながら「あら、いいの
見つけたわね!割引になってるしラッキー
じゃない!」と気さくに話しかけてくれました。
すぐに使っちゃおうとジッパーを開けたら
中には紙の詰め物が。
彼女すかさず「あ、そのナカミ(中身)、
もらっとこうか。
でも、ほんとは*ソトミ(外身) のほうを
もらっときたいな。」とウィンク。
(*バッグのことですね)
うまいなー、おねえさん!
これはほんの一例だけれど、こんな会話が
日常茶飯事。そのたびにニヤッとさせられて
います。
イギリス人の夫の口からもそんなフレーズが
ポンポン飛び出します。
これはもう国民性ですかね(笑)。
イギリス人ってシャイだと、今まで
そう思っていました。
でも、今回帰ってきてみて
「あれ、そういうわけでもないかも?」
と気づいたのは、やっぱりモンゴルにいたから
なんですね。
モンゴル人って寡黙な国民なんですよ。
先ほどの買い物。
モンゴルだったらどうなるか?
ウンとうなずき、私がバッグを出し、
ウンとうなずき、向こうが値段を表示。
ウンとうなずき、私がお金を渡し、
ウンとうなずき、向こうがお金を受け取る。
言葉はない。
交わされるのは、ささやかな微笑みだけ。
仏頂面だと揶揄されることもあるモンゴル人
だけれど、私にとっては、余計なことがすべて
削ぎ落とされて
構わんでくれる「ほっとかれ感」が
それはそれで心地よかったのですよ。
所変われば、人も変わる。
いやぁ、これまた楽しい発見です。
写真)ちょいと一休みしたくなる
こんなベンチがたくさん!