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ヨーロッパの旅の一つの目的、アウシュビッツ強制収容所について

こんにちは、YOSHIKIです。

先日2024年10月24日、ヨーロッパに来て1ヶ月が経ち、ようやくポーランド🇵🇱のアウシュビッツ強制収容所に来ることができました。

今回はその詳細についてご紹介していきます。

  • アウシュビッツまでの行き方

  • 見学にかかる費用

  • 博物館と施設見学の立回り

  • 事前学習について

  • 終えての感想

などを体験者ならではの視点で話せたらと思います。

少し長くなるので、本日の内容はかなり簡潔に伝えていきたいと思います。

それでは本編をぜひ最後まで楽しんでください!

アウシュビッツ第二収容所・ビルケナウの外観

🗒️アウシュビッツまでの行き方

私たちは、ポーランドのクラクフ(Kraków)からツアーを利用してアウシュビッツまで行きました。

ツアーは、Get Your Guideというサイトから購入しました。サイトが上手くは埋め込みができないため、スクリーンショットを貼っておきます。

※1,475円と書いてありますが、実際にはもっとかかります。費用についてはまた後述します。

🗒️アウシュビッツの全体像

アウシュビッツ収容所は3つの施設に分かれていました。第1収容所と第2収容所ビルケナウと第3収容所モノヴィッツと建設の年代順に分かれていますが、現在見学が可能なのは第1収容所と第2収容所ビルケナウの2箇所のみです。

第1収容所と第2収容所ビルケナウは線路を跨いで3km離れた場所にあります。

収容人数は、第1収容所が1万5千人程度で最大で2万人、第2収容所が最大9万人と規模の差が大きくあります。

第2収容所は、その収容人数からも想像できるくらいに広大な土地(東京ドーム37個分)に300以上のバラック(木造もしくは煉瓦造りの収容者用の建物)が並んでいて、絶滅用のガス室が最大4機置かれていたそうです。現在それらのガス室は破壊されその形跡のみを見ることができます。

一方第1収容所は、博物館と繋がっておりそれほど広くない土地に2階建の煉瓦造りの建物が30ほど並んでいて、1機のガス室を含め当時の風景がほとんど残されています。

🗒️アウシュビッツ全体の見学にかかる費用

私たちのツアーは、1人4000円くらいでした。

しかし基本は、無料で入場が可能です。

ただ、それには条件があります。それは、博物館(ここには第1収容所を含む‼︎)へは15時以降の入場になり、チケットの発行には上限があるということです。

では、15時前に入るにはどうすれば良いかというと、有料のガイドツアーに申し込む必要があります。ガイドツアーは英語やポーランド語が基本になりますが、日本語で唯一中谷剛さんにお願いすることも可能です。

私たちは今回直前の連絡になり申込ができませんでしたが、有料でもこれが一番おすすめの方法だと思います。

(私たちのツアーは、“ガイド”ツアーではなかったので入場券が無料の15時以降のチケットでした。)

🗒️見学・ツアーの立回り

有料ツアーの場合には、基本指示通りに立ち回るだけです。クラクフ駅前から送迎がついていることがほとんどなので、それに乗って出発時間などを聞き逃さずに見学すれば問題ありません。

今回の私たちのツアー行程は、「送迎のみ・ガイドなし・個人見学ツアー」だったので、有料ではありましたが、無料の見学に足(各地の送迎)がついたような感じだと思います。


8:10 クラクフ駅前に集合、バス乗車
10:00 アウシュビッツ第1収容所・博物館に到着
→博物館のチケットを各自発券(★無料&要パスポート&15:45の入場
⁉︎‼︎
10:30 アウシュビッツ第2収容所ビルケナウに移動
10:45〜13:15 アウシュビッツ第2収容所ビルケナウ見学(2時間半)
13:40 Frauen Strafkompanie(小さな歴史博物館)と Judenrampe(ユデンランペ、移送列車)の見学
14:15〜15:25 アウシュビッツ第1収容所・博物館に到着→レストランなどで各自遅めの昼食→20分前に入場可能
15:45〜17:45 アウシュビッツ第1収容所・博物館見学(2時間)
17:45 アウシュビッツ出発
19:15 クラクフ駅到着、ツアー終了


ここからは無料でガイドなしを希望する人に向けての内容です。

結論としては、今回の私たちの送迎のみツアーからもわかるように、送迎の部分を自分で手配してください

具体的には、以下の3種類です。

  • クラクフ駅からアウシュビッツまでの列車orバス

  • アウシュビッツ第1収容所(博物館)からアウシュビッツ第2収容所までの往復の移動バス(徒歩も可能)

  • アウシュビッツからクラクフ駅までの列車orバス

このようなツアーがありこの行程で行われているということは、朝の10時にチケットを発券すれば博物館への15時過ぎの入場券が貰える!!ということだと思います。

なので、移動・送迎の部分を自分で手配するとともに、10時頃には第1収容所・博物館でチケットの発券し、15時までは第2収容所ビルケナウの見学と食事をし、その後は第1収容所・博物館に戻って見学(17時までの入場だが、19時までは見学可能)する、というのが無料見学の立回りだと思います。

100%ではありませんが、今回の私の経験とこのツアーが行われているという事実からほぼ確実にこの方法は通じると思います。(今回は平日のものなので、繁忙期や土日はこのようにはいかないでしょう)

🗒️事前学習について

今回は無料のガイドなしで自分で見学する行程だったので、事前学習がとても大事だったと思いますし、それをやってよかったと思います。

まぁガイドありでも大事であることには変わりはありませんが。

私がやってよかったなと思うものを挙げておきます。

  • YouTube

  • 書籍『夜と霧』『アンネの日記』『アウシュビッツ潜入記』

  • アウシュビッツ収容所ホームページ内の事前学習資料

https://www.auschwitz.org/gfx/auschwitz/userfiles/auschwitz/historia_terazniejszosc/auschwitz_historia_i_terazniejszosc_wer_japonska_2010.pdf

書籍は正直なんでもいいと思いますが、一冊か二冊読んでおくと深い理解ができるかなと思います。

『アウシュビッツ潜入記』は読んだことはないですが、戦時中にポーランド政府から潜入の任務を言い渡されたポーランド軍隊員のアウシュビッツの潜入記になっているので、これから読んでみたいと思っています。

🗒️まとめ&終えての感想

感想は、「行けてよかった」です。

事前調べでどんなことがあったのかやそれだけ悲惨な過去であったかは、なんとなく分かっていました。

しかし今回の見学を経て、その“なんとなく分かっていた”状態であったのが、悲しみや悲惨な過去を心で感じることができました。

歴史を勉強する意義は、その過去の出来事に同情し涙を流すことではなく、それを後世に伝え続けるためだと思います。

だから私はnoteに残すことで伝えていきます。

この経験は、実際にそこへ行かなければ分かりません。
現地でその現場を見たり資料から情景を想像して、初めて心から分かる状態になれると思います。

だから、私の感想は「行けてよかった」です。行かなければこの事実について何も語れないし、心で感じることはできなかったと思います。

そしてこの記事を見た人には、実際に現地にいって自分の目で見てきて欲しいです。

これが私の願いです。

長くなってしまったので、今回はこの辺で終わります。また次回の投稿でお会いしましょう!

bye!

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