大きな野望
何のために、誰のために、この先どうするか。
夢を追うものは、それと同時に夢を見せる存在または夢を与える存在になる必要がある。
俺はずっと夢を追い続けている。
プロサッカー選手になる。
そしてその先のまだ見ぬ景色を見に行くこと。
小学生の頃なんかは世界一のプレイヤーになるとか言って、狭い世界だけを見て生きていた。中学生になってもちっちゃい町クラブの中堅より下の、いわゆる弱いチームにいて自分が1番か2番目に上手かったからプロなんて、と思っていたのが実際のところ。今考えるとちっちゃい町クラブの下手くそがよくそんな大口を叩いていたなと。
そして現実を突きつけられたのが高校生。
自分がどれだけ練習をしてこなかったか身に染みて感じた。他の選手は俺がゲームをして遊んでいる時に必死になってボールを蹴っていたんだなと。夢を諦めようかなとまで思ったこともあった。
でも、おれには夢を叶えなければならない理由がある。
夢を叶えたくても叶えれない人。
夢を追いたくても追えない人。
夢を諦めてしまう人。
夢がない人。
まだ20歳にもなっていないこの歳だけど、そんな人をたくさん見てきた。
夢を持つって最高なんだって感じるようになった。
でもそう簡単に叶えられる夢じゃない。
必死こいて練習してさらに自主練もして、人より何倍も努力をして叶えられなかったらそれはその時考えればいい。
今は本気でサッカーにぶつかること。
俺がサッカーのことを大好きなように、
サッカーも俺のことを大好きにさせてやる。
いつも支えてくれている人の笑顔を見るために。
俺を取り巻く全ての人の喜びのために。
最高の運命を手繰り寄せる人間になる。
下剋上を起こすために。
ヒーローになるために。
毎日コツコツと。
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後輩達よ、
選手権頑張れ。
去年の借りを返して頂点に。
陰ながら応援しています。