美術館巡り 東京都美術館
上野の東京都美術館で開催されている
デ・キリコ展へ行ってきました
名前は聞いた事はありましたが 経歴や作品は良く知りませんでした
以下は既にご存じの方もいると思いますが
WIKIからの抜粋です
ジョルジョ・デ・キリコGiorgio de Chirico
1988年イタリア人両親のもとギリシャのテッサリアのヴォロスで生まれ
1900年アテネの理工科学院へ
1906年 ミラノ フィレンツェ
1907年 ドイツミュンヘンの 美術アカデミー
1909年 ミラノに戻り
1910年ころから 形而上絵画と呼ばれる 作品を製作
1915年 第一次世界大戦がおこり２７歳でイタリア軍に召集されフィレンツェの連隊に入隊し、北イタリアのフェッラーラに駐屯する。当時のフェッラーラは繊維工場が発する麻を煮る臭いが充満する街で、その麻薬効果が当時のデ・キリコの風景画に影響したといわれる
1925 パリ １９３１ ミラノに戻り
1935年 アメリカ ニューヨークへ移住
1938年、イタリアへ帰還。ローマに短期滞在し、ミラノへ移住
1942年、ミラノの家を引き払い、フィレンツェへ移住。
1944年、ローマへ移住。
1978年、90歳の誕生日を祝う。11月20日にローマで心臓発作のため没した
形而上絵画 1910-1920
画面の左右で、遠近法における焦点がずれている。
人間がまったく描かれていないか、小さくしか描かれていない。
彫刻、または、マネキンなどの特異な静物が描かれている。
長い影が描かれている。作品によっては、画面内の時計が示している時刻と影の長さの辻褄が合わない。例えば、時計は、正午に比較的近い時刻を示しているのに、影がひどく長い、など。
画面内に汽車が描かれており、煙を出しているので、走っていると思われるのに、煙はまっすぐ上に向かっている
この展示を見た 個人の感想になりますが
自分の部屋に飾りたいと思える 絵はありませんでした
面白かったのは
１．彫刻で 後悔するミノタウルス という名前
何故 ミノタウルスは後悔しているんだ？
２．谷間の家具
イタリアでは地震があると 家の中の家具を外に出して 家屋が倒壊して
家具が壊れるのを防ぐため 屋外に頻繁に出していたそうです
その時のイメージがら 谷間に家具を置いた 絵が描かれたそうです
３．南の歌
二つのマネキンが描かれていて一人はギターをひいています
ルノアールの影響を受けたと説明がありました
４．風景の中で水浴する女たちと赤い布 1945
1930年代から、デ・キリコは古典絵画に範をとった伝統的な絵を描くようになります
この絵のモデルは 彼の奥様のイザベラ・ファーです 彼女はキリコの
良き理解者だったそうです
奥様はデ・キリコが亡くなった後も彼の作品の収集や管理を行い
ジョルジョ・エ・イーザ・デ・キリコ財団が設立されました
5.キリコの 経歴を見ると ギリシャ イタリア
ドイツ アメリカに暮らしており マルチリンガル
を話し 語学能力が高い人だったと考えられます
また絵画だけでなく 彫刻や歌劇の舞台衣装
なども手掛けています
6.ヨーロッパの芸術家達は 第一次世界大戦
第二次世界大戦を経験しており 生と死 を
体感していますね キリコの作品からは
宗教や死のイメージは感じませんが
エゴン シーレに比べると 感情が抑制されて
象徴的な表現者だと感じました
展示品の作品の撮影は出来ませんでした
展覧会の紹介やインターネットで展示品の画像拾いました
画像の投稿と Instagramの動画リンクを投稿します
動画 リンク
萩原 秀樹(@yoshiki_foto77) • Instagram写真と動画
