マインドジャズの寄り道.2/翔.1987
1987年に作ったレコードがあります。
マインドジャズ1stオリジナルアルバム『翔』
87年だから37年前のレコードです。
なぜか、このレコードの情報に出会うことが最近多い。
なんともシンプルな絵を貼り付け、書を載せたもの。
裏は白地に円相。いずれも天才画家詩人の岩田道夫が書いたもの。
彼は2014年に急逝しているので貴重なものとなりました。
曲はAB面全8曲。
70年代にジャズミュージシャンとして東京のライブハウスで活動、 寺山修司主宰の演劇集団「天井桟敷」で演劇に合わせて即興で演奏していたという、北海道旭川在住の音楽家 佐々木義生 によるプロジェクト Mind Jazz Orchestra の87年作。
「自分にとってジャズとは何か」を求め故郷の北海道を拠点とし、その土地の風土を大事に、そこから生まれる音に忠実に耳を傾け、メッセージを込めた Mind Jazz Orchestra。雪の結晶のように繊細なシンセのアルペジオや、自然の恐怖をも内包した壮大なストリングス、フォークロアなフルート、浮遊するベース、音霊宿る圧巻サウンド全8曲。
実は去年の暮れに地元旭川でのライヴを拝見させてもらい、とても感動したんです。そこで僭越ながらもご本人にこちらから連絡させていただいた時に、この作品のデッドストックのことを知り、直接譲っていただきました。Webに出すかどうか迷いましたが、実店舗がないゆえこの作品の良さを少しだけ広く知っていただくために、アップします。素晴らしい作品です。
窓の外は海。この当時は海のそばに住んでいたのです。
なんとも簡素なライナーノートだが、言いたいことは言えている。
このサイトで若干音も聞けます。
当時書いた1編の詩があります。
マインドジャズという全くわからないオリジナルジャンルを
作るんだという意気込みが伝わってくる。
樹水もない
草もない
家もない
朱ちゃけた疥の平原と丘
長い長い道が一本
道は人間に他ならない
挑む人間
一本の道
1987.10.25
今日はここまでにしましょう。
See You Soon!!
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