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アジアンジャズNo.3『アジアの風』

2018年より始めた「アジアンジャズ」は、世界各地に眠る音楽を掘り起こし、音楽の源流を探す目的で始められたものです。

その音楽は第1作から第5作まで創作いたしました。

今回は、第3作『アジアの風』です。
この作品は、海の道を通る環太平洋地域をテーマにしています。

アジアの風インレイページ

曲集『アジアの風』制作にあたり
 2018 年から始められた NewMindJazz『AsianJazz』制作の試みは、今思うと 30 年前から始まっています。自分の音楽ルーツを考える『MindJazz』
を作るためにこの地に来たのが今から 37 年前です。その時思っていたことは、Jazz はアフリカが起源と言われるが本当か、と言うことも確かめたかっ たのです。そして今思う自分の作りたかった『MindJazz』とは、それぞれの風土に根ざして生きることそのものだったのです。今回、『AsianJazz』 3 部作制作のために、世界中のあらゆる地域の音楽を聴きましたが、驚くことに遠く隔てた全く関係のない地域に、同じような音楽文化がいくつも 存在しました。北海道のアイヌとオーストラリア、アボリジニの音楽のように。そのことの真意を確認するにはより多くの時間が必要ですが、はっ きりしてることは人の数だけ民族が存在し生きている、そして民族の数だけ音楽があると言うことです。その音楽は有機的につながり、一つの根か ら出来ているのではないか。まるでビックバンから宇宙が生まれたことを表しているように。AsianJazz 第 3 作、曲集『アジアの風』では、『組曲海の道 /Road in the Sea』として 4 曲、他全 10 曲制作しました。極北の地から始まり海の道 を通り南方の果てまでを駆け抜けます。環太平洋地域の様々な民族、極北の地の民族と南方の民族の出会い、そして共有、共生。 世界中で分断が叫ばれる昨今ですが、今後益々異民族間の共有、共生が大切になってくることでしょう。 そしてやはり、人の数だけ民族が存在し、そして生きている。

アジアの風音楽ノートより
古代の森に沈む太陽

幾月日、海を渡り新しい大陸に着く
そこは未開の地であるが 高度な文化も持っている
人の移るところに生まれる文明と文化の栄華盛衰

今回はここまでにしましょうか。

次回は第4作『森の詩』です。
それではまた。

See You Soon!!


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