【新・資本主義をチートする・特別編】 収入減に立ち向かう方法は、ひとつしかない
新型コロナウイルスによる経済停滞で、いま、一般家庭には未曾有の収入減少が起きています。もちろん、家庭に限らず、企業でもおなじことが起きていて、普段でも自転車操業だった企業の多くは、とどめを指されていることでしょう。
今年ほど、「貧困」ということばが、物心ともに身近に押し迫った時代はないと思いますが、実際に世間のニュースを見ても、小額の窃盗などの「単純刑法犯」が激増していることが伺えます。これまで、刑事犯罪自体は、長年減少傾向にありましたが、それは結局「景気がまだ良かったから、失業率が低かったから」に過ぎません。
経済が停滞し、失業率がアップすると、ごくごく単純な刑法犯罪が増えます。それは「貧すれば鈍する」という当たり前のことを表しているのだと思います。
さて、今回は「貧困に陥らないためにはどうしたらいいのか」「収入減少に立ち向かうためにはどうしたらいいのか」について説明したいと思います。これは、人生でみなさんが生きる上でも、「教科書」のように重要な話ですから、「今収入減になったりせず、困っていない」人にとっても、知っておくべき内容かと考えています。
ただし、この記事には、「今お金がなくて、この瞬間どうしたらいいか」という超短期的な解決策については書いていません。実はそれに対しての対処法は
ありません
ので、だから国家が10万円を全員に配るという決断をしたのですね。
「今、この瞬間お金が足りない」
ということに、瞬間的に立ち向かうには、「どこかからかお金をゲットしてくる」以外に方策はないのです。
それは、今回のように国にもらうとか、借金をするとか、自治体などの給付金をもらうとか
どこかからか現金を持ってくる
以外にないことを意味します。
そうでなければ、逆に「お金がかかるものの方を放棄する」ことしかできません。
つまり、「家賃がかかるのであれば住宅や店を放棄する」「習い事をやめ、食費を減らす」「持っているものを売る」「従業員を解雇する」「店をたたむ」など、
お金がかかることをあきらめる
以外にないのです。
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ですから、収入減の期間が「瞬間的」であったり、「短期的」であったりした場合は、「その瞬間だけしのげばいい」ので、比較的容易に対策が取れます。
ぶっちゃけた話、短期間で済むのであれば、「消費者金融でもなんでもいいから借りてしのげばいい」し、「習い事やジムを休会すればいい」のです。2ヶ月程度までのダメージであれば、収入減はそれほど恐ろしいものではありません。
しかし、それが中長期になると、話は全く変わってきます。借金はずるずると引き延ばされ、かかるお金は無慈悲に垂れ流れてゆきます。そうこうしている間に、金銭的マイナスはどんどん膨らんでゆき、破綻へ近づきます。
今回のようなコロナ禍経済でも、短期でものごとが解決することはなく、むしろ「コロナ前」と「コロナ後」の世界はまるで違ってしまうわけですから、
何を残すか、何を捨てるか、何を改変するか
が、ものすごいスピードで意思決定されなければ、坂道を転がり落ちることになるわけです。これは大変厳しい事態に相違ありません。
さて、それでは、ここから中長期的な目線での「収入減に対処する方法」について考えてゆきましょう。実は、これについての対策方法は、ひとつしかありません。
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