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【新・資本主義をチートする16】 ビンボー人がお金持ちになるための3つの公式
ヨシイエは偉い先生方の扱う経営学やら経済学については疎いですが、世の中をじっくり見渡して考え抜いた独自の経済理論に拠って生活しております。
まあ、金融工学だのなんだの抜かしてけつかる「経済に明るい人たち」がバブルを引き起こしたり、リーマンショックを起こしたりするわけですから、いくら偉いセンセイ方とはいえ、あてになりません。
というわけで、簡潔明解にして、今日からあなたも使える「ヨシイエ的超経済理論」についてざっくりと解説してみたいと思います。
覚えておくべきことは、実は言っていることはおなじなのですが、わかりやくす3つの公式にまとめました。
この世界のお金にまつわるエトセトラについては、この公式だけ覚えておき、かつ実践すれば確実に経済的には幸せになれることでしょう。
では公式を。
<貧乏人の経済学・公式1>
「総コストとは=年間にかかった費用×使用年数である」
内容はめっちゃ簡単です。あなたが使ったお金の総額は、年間にかかった費用に使用年数をかけたものです。
あたりまえじゃん!
とツッコミたくなると思いますが、ほとんどすべての人はこの考え方ができません。
たとえば車を買うときに、ふつうの人は
「ガソリン車とディーゼルとハイブリッドとどれが経済的かな」
とか、そんなことを考えます。あるいは、車のメーターを見て、
「そろそろ10万キロか~、次はどんな車にしようかな」
と考えたりします。
こうした考え方では、上の当たり前の公式の概念がすっぽり抜け落ちているのです。
ガソリンだろうが、ディーゼルだろうがハイブリッドだろうが、乗った年数×年間に使ったお金としての総年数の総額が少ないほうが経済的(払った金が少ない)に決まっています。
つまり、乗った総年数でいくら財布からお金を出したかが全てであって、
「車両が高いハイブリッドで、かつガソリン代が安い」「車両が安いガソリン車で、かつ燃料代がかかる」という、ふたつの場合において
どちらが得かは、廃車するときに総決算されるわけです。
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あるいは、あなたがいくら10万キロ車に乗っていたとしても、新車から5年経って10万キロなのか、10年経って10万キロなのかによって
「これまでに支払った車関係の総額は大きく変わる」
ことにすぐ気付くと思います。だとすれば買い替えるのであればそこで一旦損切りするわけですので、
「いくらツッコンだのか」
を気にすべきであるはずなのです。
近年は、この公式を使って「賃貸が得か、住宅購入が得か」を論説する人たちもかなり増えました。
そうです。30歳で家を買うか借りるかして、80歳で死ぬまで
「50年間でいくら支払ったか」
で損得を論じようというわけです。
この考え方は、基本的には正しいと言えるでしょう。(ただし、パラメータや不確定要素をどのようにいじるかによって、結論は少しずつ変わりますが)
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これをふだんの生活に応用すれば、いわゆる
「食べもしないキュウリ10本で398円よりも、キュウリ1本48円のほうを選ぶべきだ」
というオクサマの生活の知恵が生きてくるわけです。
この考え方は、もし7本しか食べないで3本捨てることになるのだったら7×48=336円で、398円のパックを買ったほうが出した金が多いジャン!というアレですね。
もっと、ズバッと生活に応用するなら、方法は常に明解です。
<貧乏人の経済学・公式2>
「財布から出す金額が少ないほうが、常に経済的である」
という真実!これは、紛れもない事実であります。
なぜ、簡潔明解にそう言えるのか。そこには科学的な根拠があります。
さきほど、車の総支払額や、住宅ローンの総支払い額などについて着目しましたが、たとえば車については
買って数年で事故して廃車になるかもしれない
とか、
旦那が過労で死ぬかもしれない
とか、そういうリスクが常にあるわけで、今回扱っている公式は、実は
「最後の最後になって廃車したり、死んだりしないと損得ははじき出せない」
という隠れた条件がついていることがわかると思います。使った総年数なんて、壊れてみないとわからないのですから、最後の段階でしか計算はできないはずなのです。
だとすれば、死んだり壊れたり損なわれるリスクが常にあることを前提にすれば、死んだら無意味なのですから
「常に、今この瞬間に支払うべきお金は少ないほうがいいに決まっている」
と言えます。
きゅうりを10本買っても、3本目くらいで死んでるかもしれないのです!だったら、最初から1本のほうがいいに決まっています。
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ヨシイエの父は国鉄に勤めていましたので、国鉄民営化の折に、特別な退職金と年金制度が適用されることになりました。
父は、退職した瞬間から年金をもらえる制度を申請し、40歳ぐらいから年金の一部を前倒しで貰っていました。
そうすると、本来60歳でもらえるはずだった総金額からは、先払い分だけもらえるお金が減額されるのですが、彼はそれでも40歳からの受領を選択したわけです。
結果、彼は63歳でガンのため亡くなりました。
あぶないあぶない!60歳からの年金にしていたら、3年しかもらえなかったことになるわけです。
あるいは現行のように65歳支給だったらゼロですよゼロ、永遠のゼロです。
なので、
<貧乏人の経済学・公式3>
「貰えるものはできるだけ早く貰っておくのが、常に経済的である」
ということも合わせて覚えておきましょう。
たいていの場合、遅く貰うと「利子がついたり、プレミアムがある」ことが多いのですが、
どうせ市場はほぼゼロ金利ですから、貰えるものは全部もらっとくに限る、のです。
日常生活でよくあるパターンは「ポイントカード」ですが、これも「ポイントを溜め込むより、現金値引きのほうがお得」です。
これらの3つを意識していれば、とりあえずは「お金が減少し続けて破綻する」ということは避けられるでしょう。これ、テストに出ます。