マガジンのカバー画像

創作大賞2024 感想文集

17
2024年の創作大賞で読んだ作品の感想
運営しているクリエイター

記事一覧

創作大賞感想 番外編【広島原爆ドームのチェコ人建築家とエジプト/ローロー(白川雅…

 ローローさんとの「なれそめ」は、おそらく私のエジプト記事を、ローローさんが見つけてくだ…

吉穂みらい
6か月前
47

創作大賞と感想と、そしてこれから

 no+eの創作大賞が始まったころ、私は「もう何もしたくない、書けない、書きたくない、すべて…

吉穂みらい
6か月前
76

創作大賞感想【なんのはなしですか。/蒔倉みのむし】

 偉業、と言う言葉しか思い浮かばない。  この小説に、ネタバレ、というものはない。そのた…

吉穂みらい
6か月前
49

創作大賞感想【小説を書くのを辞めようかな/山根あきら&ももまろ】

 山根あきらさんとももまろさんは、このたびの創作大賞に数多くの、そしてボリュームの大きい…

吉穂みらい
6か月前
110

創作大賞感想【連作短編小説「次元潜水士」/水月】

 水月さんは今回、とてもたくさんの作品を、創作大賞に応募されている。  全部は追い切れて…

吉穂みらい
6か月前
30

創作大賞感想【制服にサングラスは咲かない/森葉芦日】

 ひりひりする。  森さんの文章を読むとき、私はいつも、ひりひりするのだ。  森さんのこ…

吉穂みらい
6か月前
37

創作大賞感想【銀山町妖精綺譚・黒田製作所物語/福島太郎】

 福島さんといえば、noteで創作をしている人で知らない人はいないのではないだろうか。  noteの投稿も日々積極的にされているし、ご自身の著書をkindleで何冊も出されている。そんな中で、何にいちばん福島さんの力を感じるか、というと、次のようなことだ。  福島さんはそんな、まるで宮澤賢治の詩のような、素晴らしいかただ。  そんなひとに、私もなりたい。  でも、それはとても難しいことだ。  一朝一夕でできることではない。  その難しいことをやってのける福島さんは、no

創作大賞感想【おーい!落語の神様ッ/ナアジマヒカル】

 最終回を待ち構えていた。  落語が好きである。  でも寄席に行ったことがない。  そうい…

吉穂みらい
6か月前
40

創作大賞感想【北風のリュート/deko】

 『北風のリュート』の第一話が投稿されたのは、5月20日のことである。  そして先日、ついに…

吉穂みらい
7か月前
58

創作大賞感想【メリー・モナークin大原田/とき子】

 読み始めたのは連載が始まった時だった。  これは一気読みがいい、と思って少し待つことに…

吉穂みらい
7か月前
50

創作大賞感想【バースデーバルーン/ソウアイの星/青豆ノノ】

 青豆さんとの出会いは、いつだったのだろう。  いや、覚えている。昨年。昨年の夏、私は「…

吉穂みらい
7か月前
54

創作大賞感想【大阪城は五センチ/ヱリ】

 7月半ばの早朝、ヱリさんの『大阪城は五センチ』が最終話まで全部、投稿されているのに気が…

吉穂みらい
7か月前
70

創作大賞感想【花畑お悩み相談所/穂音】

 穂音さんとは、文フリのときに初めてお会いした。  慌ただしい中でご挨拶し、ほとんどお話…

吉穂みらい
7か月前
50

創作大賞感想【残夢/豆島圭】

 豆島さんの作品を本格的に読み始めたのは『いかのおすし』からだったと思う。  1話目からではなくて、途中から読んで追いかけていった記憶がある。春ピリカで一躍有名人になった(と勝手に思っていた)豆島さんの長編と言うことで、心して読まねば、と思った。  一読して、学校のことに詳しい、とまず、思った。たいていの人は学校モノだったら「1時間目」から始めるものではないだろうか。  「登校からが学校」。この感覚は学校関係に勤めるひとっぽい、とも思った。その後他の記事の中でなんとなく「