つくだ煮は保存食です!
どうも。つくしん店主の小林です。
つくだ煮って、漬物的な立ち位置で
昔からある食べ物といった認識だと思います。
なんとなく味の濃そうな、渋い伝統食。
多くの方にとって
それ以上は特に考えたことのないジャンルだと思います。
でもそもそもは、漁師の保存食がスタートなんです。
佃の漁師が、お殿様に献上した魚の残りを
煮詰めて保存性を高めたところ、
お土産に適していたということで
全国に広まっていった。
そこから、醤油や砂糖、酒などの調味料を使い
長い年月で磨き上げられた完成形が今のつくだ煮です。
常温でも、保存が効いて、温め直す必要もない。
それでいて、味がしっかりしているので
少量でも、醤油の香りでご飯がすすむ。
さらに言えば、食感もあるうえ
油や旨味調味料を使っていないので
食べ過ぎる事もありません。
冷蔵庫に入れていただければ
1、2ヶ月は十分保存できます。
今の時代、保存技術の発達で
いろいろな保存食があります。
美味しい物もたくさんあります。
でもその中で、長い年月食べられて来た
「実績のある」保存食、つくだ煮。
ぜひ、この節制の求められている時期にこそ
漁師の育んできた物語と一緒に、ご笑味ください。
インスタグラムアカウントhttps://www.instagram.com/tsukushin_tokyo
つくしんホームページ https://www.tsukushin.jp