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嫉妬された時にどう思うか

同期と飲んだある日のこと。
同期とはめちゃくちゃ親しくなったとはいえない。4月に入社、コロナの影響で集合研修もなくなり、2ヶ月間オンライン研修、6月から部署配属ということで、同期とは直接会ってコミュニケーションをとる機会が少ないという理由がある。しかし、こうやって徐々に仲良くなっているという感じだ。

僕は同期にとてもいい子というイメージがつけられていた。なぜかを考えた。僕は会社でとても静かに仕事を行う。それはポテンシャルが低いということを自分が1番わかっているからだ。それがバレたくなくて必死に仕事をする。もちろん、帰ってからも仕事が残っていたらやるし、復習もする。次こそはミスをしないように、さらにスピードが上がるようにと心がけている。結果として、周りにはいい子と思われ、未だに会社の人間にはまあ普通の新人だと思われていると考えられる。

同期のAさんが言った。
「私も〇〇くん(自分)みたいに優等生になりたかった」と。
僕はその時思った。
僕は絶対Aさんみたいになりたかった。
Aさんは会社で少し目立つ存在だった。Aさんは自分の意見をしっかり持って、それを上司に伝える。しかもコミュニケーション力も抜群で、いろいろな人と会話ができる。その少し目立つ存在のせいか、上司に少しうるさいと思われているみたいだった。
僕は彼女みたいな人が今後出世していくんだろうなとぼんやりと感じていた。だから、彼女を羨ましく思った。
それなのに、彼女は僕を羨ましく思っている。言葉の真意はわからないが、何度も言うので少しは本当にそう思っているらしかった。

僕は人に嫉妬されるくらい能力をもった人間になりたいといつからか思っていた。
そして実際に嫉妬(?)されたその時、僕は「そんなんじゃない、そんなできる人間じゃない」と思ってしまった。むしろまだ他人のことをいいなーと思っていたのだ。

「嫉妬されたい、そんな存在になりたい」
これはこれからの目標でもあるが、まずは人を羨むことをやめて、自分のことに集中することが必要だ。そして、人に嫉妬された時、「これは成長だ」と自分を少し褒めて、謙虚な姿勢は崩さず、また自分を高めるために学びを怠らないこと。
それが凡人の僕が力をつけていく方法だと信じている。

これから周りが求める成果に対して自分の能力が追いつかないときはたくさん訪れるだろう。その度に苦しむかもしれない。
ただ、自分に言い聞かせておきたいことは、
「みんなそうだ」ということ。
みんな何かしら悩みを抱えているはずだ。だから苦しい時でも思いつめすぎず、自分にその時できることをやっていこう。
もしどうしても無理と言う時が来たら?
思い切って誰かに打ち明けよう!
とにかく今は自分を信じて目の前のことに集中する。

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