星野佳路と考えるファミリービジネスの教科書
息子が「星野佳路と考えるファミリービジネスの教科書」という本を購入。
そして娘に渡した。
「画廊やるんやろ?」
ということでファミリービジネスがスタートした。
同族経営、世襲という言葉をネガティヴにとらえる方がいることは知っている。
ジェフベゾスや孫正義のような創業起業家に格好良さを感じるのもわかる。実際創業者のパワーというのはすごい。
だけど企業の命題とは永続性にあると私は学びました。
近所の美味しいうどん屋が閉店しました。売上不振でも債務超過でもありまさん。後継者がいなかったのです。
お子さんがいないという意味ではありません。継ぎたいという人があらわれなかったのです。
安くて美味しいうどんを提供することは素晴らしいですが、続けられなければどうでしょう?私はもうあの美味しいうどんを食べられないのです。
それならば値上げをしてほしかった。儲かって、お子さんたちが後を継ぎたいと言ってくれるほどに。
パッと儲けて、すぐやめるのはビジネスではありません。儲けた利益をもとに永続してお客様に価値を与え続けることこそがビジネスです。
同族というのはビジネスへの愛が深いと思います。9時5時でなく24時間ビジネスのことを考えます。今期、来期でなく長期的な視点で考えます。小さい時から帝王学を教えることができます。
もちろんデメリットもあります。
同じ時代にリーダーが2人存在するのですから、ぶつかります。どちらかを追い出すほどに強い確執が生まれることもあります。親子の確執だけでなく兄弟の確執もあるでしょう。
それらを考えても同族経営には強さがあります。
ぜひ「星野佳路と考えるファミリービジネスの教科書」読んでみてください。