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サッカーイタリア代表EUR02020制覇

東京オリンピックで盛り上がる前、密かに、2021年に開催されたにもかかわらず同じ2020の大会名を持ったEURO2020をサッカーイタリア代表が制覇した。自分はサッカーイタリア代表には思い入れがあり、1990年代前半にWOWOWで放送されていた川平慈英司会のスーパーサッカーセリエAでロベルト・バッジョやフランコ・バレージなどの選手に魅了されてイタリアサッカーのファンになった。1994年のアメリカワールドカップではブラジルとの決勝を早朝に起きて、兄とイタリアを応援し勝利を願っていたのを覚えている。決勝にたどり着くまで大活躍をしていた天才ロマーリオを、決勝で怪我から奇跡の復活を果たしたリベロのバレージが完膚なきまでに封じ、0点に抑えたのには感動した。

当時、セリエAは世界最高峰のリーグと言われたが、時代は変わり、八百長問題やクラブの資金難などから、イングランドやスペインのリーグにその座を奪われ、ナショナルチームも、クラブチームも長らく低迷している時代が続いていた。2006年のドイツワールドカップでは、ピルロやトッティを中心としたチームで1982年スペイン大会以来の4度目のワールドカップ制覇を果たすが、ブラジルの5度にはまだ届いていない。2006年以来の5度目の優勝を今でも願っているところである。

2014年のブラジルワールドカップ頃より、イタリアの選手はほとんどわからなくなってしまったが、EUROを久しぶりに制覇したと聞いて嬉しかった。代表チームとしては、自国の日本代表よりも応援しているかもしれないくらいである。こう考えると、再度ファンとは何かと考えさせられる。まず、ファンというのは、地元チームなどの所属意識からくるもの、強いチームに魅了されるもの、選手との交流など特別な意識からくるものなどがあるだろう。だから、イタリアがもし弱かったら、ファンになっていなかったかもしれない。いろいろな要因があるだろうが、ワールドカップの決勝で日本代表とイタリア代表がもし戦ったらどちらを自分は応援するのだろうかと思う。1990年代の事を考えると日本代表とイタリア代表が決勝で対決するなど夢にも想像できないぐらいだったが、東京オリンピックの日本代表の活躍を見ると、そう遠くでもないとも感じてしまう。所属意識からくるワールドカップ初制覇か、ブラジルの優勝回数に並ぶ5度目の優勝をとるか。どちらを応援するか、とても興味深い。

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