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【一周忌】

11月9日(土)に会長(父)の一周忌を行いました。昨年の11月22日に亡くなってから、もう一年が経ちます。このブログは基本的に自由に書いていますが、会社の報告としても使わせてもらっているため、節目の出来事についてもここに記録させていただいています。

一周忌を迎えるにあたり、「もう一年が経ったか」というよりも、「だいたい一年ぐらいかな」という感覚でした。それに対し、最近ニュースで話題の松本人志さんの一連の騒動については「まだ一年も経っていないのか」と感じ、遠い昔の話のように思えます。年をとると時間が早く過ぎると言いますが、すべてがそうとは限らないのだと感じました。

一周忌は実家で、母と姉、そして自分の家族だけで執り行い、その後お墓参りをしました。質素なものでしたが、落ち着いた雰囲気でよかったと思います。お坊さんとの会話で、昔は一周忌などの法事では近所の方が手伝いに来てくれたという話が出ましたが、今では回覧板でさえ訃報を伝えることが少なくなりました。そうした変化に、近所付き合いが希薄になった日本の成熟社会を感じました。

最近読んでいる『オブジェクト指向でなぜつくるのか?』という本に「優れた設計は凝縮度が高く、結合度が低いことが良い」と書かれており、それは「外部の関与を排除し、内部での結束を強める」ということに似ていると感じました。現代社会でも、近所付き合いが少なくなるリスクは指摘されていますが、自然とその方向へ進んでいるのかもしれません。適度な距離感が大事なのだと改めて考えさせられました。

一周忌とは少し関係のない話になりましたが、プログラミングの勉強は仕事のやり方にヒントを与えたり、人生について考えさせられることも多く、とても面白いものです。今後も続けていければと思います。

11月に入り、急に寒くなりました。そういえば、昨年のこの時期はもっと寒く、「この寒さを会長(父)が乗り切れるだろうか」と心配していたことを思い出します。季節の変化は様々な記憶を呼び起こし、会長がいなくなったことへの寂しさも感じるこの頃です。そんな思いに包まれながらの一周忌となりました。

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