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現金のみの初詣

先週末は毎年恒例の熱田神宮への初詣に出かけた。人混みを避けるために正月三が日を避けた遅めの初詣だった。それでも、お昼ご飯として食べた宮きしめんは行列ができており、妻と子供たちに先に並んでもらい、母親と自分は参拝してと手分けをするとスムーズにテーブルに着き昼食を済ませることができた。

一名古屋人として、熱田神宮へ行けば宮きしめんを食べるということが楽しみの一つであり、正月に食べる宮きしめんは格別で、同じように思っている人も多いからこそ、行列ができるのだろう。

そこで、ふと気づいたのが、正月の混むシーズンでない時は支払いにクレジットカードが使えた記憶があったのだが、今回は現金のみだったということであった。妻と何故だと話していて、自分は二つの理由を考えついた。

まずは、店側はクレジットカード払いだとカード会社に手数料を払わないといけないので利益率が落ちるからということ。店としては、お客の利便性をアピールしなくても、初詣というシーズンにおいて客数は充分すぎるので、わざわざ利益率を落としてまで支払の利便性をアピールする必要はない。二つ目は、クレジットカードを使用して、もし機械のトラブルや注文変更があった時には行列を捌くのに支障が出てしまう可能性が高いからということであった。どちらも、客が普段よりもたくさんきているからという理由からくるものである。

後者については、注文と支払を分離して支払専門の場所を作るなどすれば対策可能であるが、そこまでいちいち配慮、工夫しようという空気の読めない意見は遮られるに違いないと思った。
概して、客の利便性を犠牲にしても、熱田神宮での宮きしめんの利便性をそれほどアピールしなくてもいいというのが大方の理由ではないかということであった。

一応、会社を経営する身としてはそれぐらいのことは考えてみようと考察しただけになるが、店側の事情を考える癖がついたというのは経営者ならではなのかもしれない。だから、不満があるとかどうのこうのないのだけれども、客側としては、繁忙期でも思考停止するのではなく、できる限りの工夫をして挑戦してもらいたいと思うということであった。そこに挑戦することで次に見えてくるものもあろうから。

#熱田神宮 #宮きしめん#初詣

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