見出し画像

人に凄いと思わせる分野を作る

モテるために自分だけの得意分野を作れ、と彼女にずっと言われていた。

でも、蓋を開ければ(俺の私生活スタイルや秘密を暴露したら)、もう十分に人から評価される部分を持っていると逆に尊敬された。

一、俺は自慰に対して、健康面を意識していて、その向上のために努力していた。竿を使っていなくて前立腺癌になった先輩がいる。

二、今の今迄、キチンと母親の言いつけを守って、自分の部屋周りを整えて暮らしていた。

三、周りの人に対して感じが良いオヤジであったこと。挨拶が基本。

四、ヨガで心身を磨き、日々自然に携わる活動に参加していること。

五、あまり自分自身のことを人にペラペラ喋らないこと。

など、らしい。

これらって褒められることでも、自慢出来ることでも無いと思っていたが、彼女の事細かい理由を聞いたら、若干納得できた。

逆に、俺のセールスポイント得意なトークは以前ハマった断食からの栄養学とか賢く生きるための量子力学なんだけれど、それじゃ色気が無いって。

今となっては、彼女がいるから、本当にどうでも良いんだけど、大体の場合、自分のセールスポイントと、人に好かれる部分って、違うらしい。

だから俺はモテなかったわけだ。承認欲求を満たすために賢そうに見えるために、俺はスマートな知識トークで女性と友達になるタイプらしい。

最初は彼女からは、面倒な人って思われていたらしい。今、好かれているのはセックスと掃除好きなのと、俺のダサさとコンパクトさ、なんだってさ。

『ダサ可愛』を日本中で流行らせたいらしい。離婚で失敗したのも良かったらしい。

いつもそうだ。彼女は俺を褒めているのか、いじっているのか、いまいちわからないけれど、今ある状態と生活には大いに満足している。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?