![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/49507611/rectangle_large_type_2_6e8629cc3f16b2d5ccdfe816971f83c9.png?width=1200)
まだマーケティングで消耗してるの?
最近はデジタルマーケティングとかSNSマーケティングみたいな仕事も増えて、マーケティングの「分業化」が進んでいます。
僕は、ブログは毎日更新するべきか?インスタとツイッターのどっちをやるべきか?コンテンツはどうする?コピーライティングは?PVは?CRVは?みたいな、手法やデータの話ばかりなことに違和感がある。
なぜなら、ビジネスの目的は誰かに価値を提供して喜んでもらうことだとしたら、誰に何を届けるのかということが一番大事であって、手法は二の次だから。
見るべきなのは、お客さんの笑顔や未来じゃないのかな?
もちろん、そこを考え抜いた結果、SNSマーケティングが必要なら取り入れたらいいと思いますが、どの手法がいいか?の議論から入るのはナンセンスだと思うし、お客さんが不在になってると感じます。
そこで、今回はマーケティングについて僕なりの経験や思いを書いてみることにしました。
僕が起業した頃(1990年代初期)にはマーケティングという言葉は、いまみたいに日常的に使われてなかったと思う。
(コトラーやドラッカーの本はあったのかもしれないけど読んだことなかった)
少なくとも、僕みたいに起業したての小さな会社をはじめとする零細企業では。
当時は、新聞折り込みのチラシとか、パンフレットとか、ポスターとかをデザインしていて、販促(販売促進)という言葉がポピュラーだったと思います。
(因みに、インターネットはあったかもしれないけどまだまだ普及してなかったし、ホームページを作る仕事はまだありませんでした)
僕がマーケティングに興味を持ったのは、ある日、書店で見かけたピンク色の本。
神田昌典さんのあなたの会社が90日で儲かる!という刺激的なタイトルとデザイン。
その本を読んでエモーショナルマーケティングって面白いと思い、大阪で開催された神田さんのセミナーに参加したほど。
(当時の神田さんはまったくの無名で、いまから思えば貴重な体験かも)
元々読書が大好きな僕は、そこからマーケティング本にハマり、覚えてるだけでも、トム・ピターズ、ピーター・ドラッカー、アル・ライズとジャック・トラウト、ジェイ・エイブラハム、マイケル・ポーター、フィリップ・コトラーみたいな人たちの本を読みまくりました。
ここでちょっと、僕が神田さんの本と出会ったときに話を戻します。
本のタイトルがあなたの会社が90日で儲かる!というところに注目!
そう、僕の会社はうまくいってなかったのです。
もう少し正確に言うと、以前は良かった売り上げが右肩下がりに落ちてきたので、なんとかしようと焦っていました。
そこで、ヒントになる本はないかと書店に行ったときに見つけたのがあなたの会社が90日で儲かる!でした。(ちなみに、いまでも素晴らしい本だと思うし出会ったことに感謝してます)
まあ、この辺りの話を書きだすとキリがないので、この記事で伝えたかったことを書いてみますね。
それは、僕のやってきたビジネスについて、過去を振り返ると、マーケティングを勉強するようになる「前」の方が業績が良かったということ。
そして、めちゃくちゃ楽しかったということ。
さらに、いまはその理由を言語化できるので、マーケティングの役立て方がわかったこと。
僕がマーケティングに興味も関心もなくやってた小さなカフェ(しかも片手間)は、自分で言うのもなんですが繁盛店でした。
(飲食店をされてる方ならわかると思いますが、10坪足らずのカフェで月商300万円以上を売ってましたから)
その当時、僕がお店でやってたことを書くと、それってマーケティングじゃないか!と言われるかもしれないけど、とにかくその頃の僕は、マーケティングという言葉を知らなかったし、もう、毎日、今日は何をしてお客さんにウケようかと仕事か遊びかわからない日々。
その後、店舗を拡張したり、多店舗化したりしてから、業績が落ちてきてから、上に書いたようにマーケティングの勉強を始めたわけです。
マーケティングがまったく役に立たなかったのか?というとそんなこともなくて、自分の経営する店舗でうまくいったこともあるし、僕の本業であるデザイン業ではクライアントさんの業績を上げることに役立ちました。
でも、あえてお伝えしたいのは、マーケティングはあくまで手段であって目的ではないこと。
そんなことわかってる!と言われる人が大半だと思いますが、僕がハマったようにマーケティングって面白いので、ついつい目的を忘れがちになってしまう危険性がある。(まるで、人をコントロールできるかのような錯覚を覚えることさえありますから)
僕は、自分がマーケティング(という言葉や概念)を知る前からビジネスをしてたように、江戸時代や(もっと前から)商売や商売人は存在していて、マーケティングとか無関係に、お客さんを喜ばしたり、役に立ったりしていたという「超当たり前なこと」が忘れてはいけないと思ってます。
(そのためってわけじゃないけど、江戸時代の商人を扱った小説も大好き)
記事のタイトルを「まだマーケティングで消耗してるの?」と、ちょっぴり過激なものにしたのはエモーショナルマーケティング、というか有名なブロガーの方のパクリですが(笑)、いまどき、お客さんを煽るようなコピー書いてる人はいないし、騙される人もいませんよね。
(おられたらごめんなさい)
時代や流行に左右されるようなマーケティングテクニックよりも、ビジネスの本質的な部分について忘れないようにしたいという思い(自戒)をタイトルに込めました。
ここまで読んでいただいた方なら、僕がマーケティングをdisりたいのではなく、使うひとの考え方や思いが大事だということを伝えたいとご理解いただけると思います。
僕の仕事はアイデアで人や会社を元気にすることなので、これからもマーケティングやブランディングにも関わって行きますが、そもそも何のためにという目的やお客さんの明るい未来を忘れないようにしたい。
また、VUCAと言われる、先行き不透明なこれからの時代には、頭で考える手法やテクニックよりも、直感や気持ちの方が、より大事になってくるんじゃないかと思ったのも、書いた動機のひとつです。
最後まで読んでくださいってありがとうございます。
僕の基本的な考え方であるオモシロタノシズムについて、こちらの記事も読んでいただけると嬉しいです。
↓↓↓↓↓
いいなと思ったら応援しよう!
![タイヨシフミ😎オモタノ式ブランディング](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/52727774/profile_7a907943b2054509659d119d62287df0.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)