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不便とは生きること 便利とは死ぬこと

逞しかった先人を手本に、暮らしの中から便利さや固定観念を一つ一つ手放してきた。

家電に関しては、電子レンジを10年以上前にやめ、そこから蒸し器で温めが習慣化。米は鍋で炊くし炊飯器も要らない。あるだけで使わなくなっていた食洗器もなくしたら広々。

アフロヘアの朝日新聞記者、稲垣えみ子さんの著書『寂しい生活』に綴られてるのは、50歳を過ぎ、東日本大震災を機に始めた江戸時代のような節電生活。

電子レンジや掃除機はもちろん、冷蔵庫、洗濯機、テレビまで手放したのだから。

手放すことによって起こる、自分の中の変化について書かれていた内容に激しく共感した。

脳が活性化、自分軸が強まり、手放すたびに強くなっていく

一番心に残った言葉が、
「不便とは生きること 便利とは死んでいること」

家電メーカーが作り出した「家事=面倒くさい」という価値観。便利で豊かな暮らしを買ったはずが、逆に家事を煩雑にし、自分で自分の首をしめていく。

そろそろ現実を認めて、この陰謀と向き合う時が来たと思う。

「不便」な暮らしの中にこそ奥深い豊かな世界が広がっており、それが人を進化させる。

我が家の“電子レンジ”

小鍋に蒸し器(中心の取っ手は外す)、100均のご飯温めタッパーを常にセットしておけばいつでも簡単。野菜もこれで蒸す。電子レンジのマズさに驚くはず。


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