なぜ、名前を呼ぶと伝わる叱り方になるのか?情熱所長シリーズVol.38
ところで、誰かから、いきなり注意されてビックリしたことはないでしょうか。命の危険が迫っているときは別として、注意された内容は頭に入らず、焦ったり恐怖を感じたりしてしまいますね。
こんなことが、お子さんや部下を叱るときにも起きているかもしれません。今回も伝わる叱り方について吉田部長と情熱所長の会話から教えて貰いましょう。
はじまり、はじまり!
吉田部長
「情熱所長、叱り方について今まで話してきたけど、何のために叱るんだろうか?」
情熱所長
『そうですね、今まで教えていただいたことを整理すると、叱ることは、ゴールを達成するために部下が望ましい行動をとるように指導することですかね!』
「お、わかってきたね!ところで情熱所長が部下を叱るときに、どんな風に叱っているかな?」
『そうですね。大体、頭にきていることが多いから、ダメだろう!ここを直しなさい!と言っていると思います!』(汗)
「そうか、やっぱりそんな感じかー!」
『やっぱりとは?どういうことでしょうか?』
|いきなり叱ると動揺するばかり!
「部下は、ここを直しなさい!といきなり言われても、まだ心の準備が出来ていないので、自分に言われているのか、何を言われているのか、わかっていないんだ。それでは、叱っても効果はないだろう?」
『そうなんですかね~!?』
「もし、情熱所長が上司に突然、ここは違うじゃないか!と怒鳴られたら、どう感じるだろうか?」
『いきなり言われたら、何のことだかわからなくて、ぽか~んとしてしまうかもしれません』(汗)
「そうだろう。叱られた内容は理解できず、焦ったり怖かったりして動揺してしまうんじゃないかな。
だから、叱る前に○○くん、ちょっといい!といように名前を呼ぶように欲しいね!」
『なるほど!まず、名前を呼ぶんですね!』
|名前を呼ばれると当事者意識が生まれる!
「そうすれば、部下は自分のことだと認識できるし当事者意識が生まれるんだ!」
『当事者意識ですか?』
「人は名前を呼ばれることで、あ!自分のことについて言っているんだ!と
認識することができ、ちょっといい!で関心がこちらに向くんだ!」
『なるほど、そういうことか!』
「だから部下の心の中にこちらが伝えたいことを受け入れる余白ができるんだ!」
『部下に受け入れ態勢を作らせるわけですね!』
「そうなんだ!部下に対して名前も呼ばず、いきなり叱っているのであれば、○○さん、ちょっといい!の言葉を投げかけてみよう!
そうすれば、部下の姿勢は見る見るうちに変わってくるよ!」
『わかりました、叱る前に名前を呼ぶようにします!』
では、今回の質問です!
「部下を叱るとき、最初にどんな言葉を投げかけていますか?」
次回に続けます!お楽しみに!(^o^)v
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