情熱所長シリーズVol.29|なぜ、何かあったら相談してくれ!では遅いのか?
こんにちは!叱り方コンサルタントの吉田裕児です。
本当の叱り方を広めて『本音で語り合い本気で頑張れる職場つくり』を目指しています。
前回は、メールやチャットの返事は、完璧な答えを出さなくていいから、部下が安心できるように一言でも良いから即レスすることが大事だよと教えてもらった情熱所長でした。
今回は、どんな話になるでしょうか。
なぜ、何かあったら相談してくれ!では遅いのか?
情熱所長
『吉田部長、ちょっと教えてもらいたいことがあるんですが、、、』
吉田部長
「どうしたんだい!何かあったかな?」
『実は、部下に何かあったら相談してくれ、遠慮しなくていいから!と伝えているんですが、なかなか相談に来ない、というかトラブルになってから相談に来るんです。どうしたらいいんでしょうか?』
「相談してくれと言っているのに、相談しに来ないのか。それは、困ったねぇー」
『そうなんです。せっかく相談しやすい上司になろうと思っているのに、どうしてなんでしょうか?』
「そうだねー。部下としては何かあったら相談しようと思ってるんだけど、こんなことを相談したら怒られるかなー、とか、所長はいつも忙しいから今はまずいかなー、なんて気を遣ってかもしれないね」
『部下が私に気を遣っているんでしょうかー?』
部下は上司に忖度する
「そうかもしれないね!いつでも相談OKといっても悪いニュースはどうしても報告するのが気が引けてしまうし、相談するために準備が必要だったりするとつい億劫になってしまうねー!」
『そうなんですかー』
「部下が情熱所長に相談しようか迷っているうちに、何か起きてしまう!そんなことになっていないだろかー?」
『そうですね。ことが大きくなってから相談にくるパターンが多いですねー』
「そうだろう。でもそれでは手遅れなんだ!」
『そうか、だから何かあったら相談してくれと言っておいても部下は相談して来ないんですねー』
一日一回は、部下に声掛けしよう!
「そうなんだよ。だから、以前も言ったけど、上司から声がけをすることがいいよ。情熱所長から部下に“今日の調子はどう?”という具合に状況や進捗の確認を1日1回、2,3分でいいから声掛けしてあげるといいなー!」
『なるほど、部下から上司への相談はしにくいからこちらから声をかけてみるといいんですね!』
「そうすれば、部下は困っていることを話しやすくなる。ことが大きくなる前にね!」笑
『そうですねー。毎日声掛けしていれば、部下も話やすくなりますね!』
「そうそう。ほかにも週に1日は20分ぐらいかけて部下の悩みを聞いてあげる時間を確保できるといいな。これはワンオンワンミーティングと言って部下の自主性を高めるものなんだ。このワンオーワンミーティングについては別の機会に話をしよう」
『はい、楽しみにしています』
「何かあったら遠慮なく相談してくれ!は、良い上司のように思えるけど、部下にとってはなかなかハードルが高いことがわかったかな!」
『はい、わかりました。一日1回、部下に声を掛けるようにします!』
今回の質問です!
「どんな声掛けをすれば部下は話しやすくなるでしょうか?」
次回に続けます!お楽しみに!(^o^)v
拙著「部下が変わる本当の叱り方」明日香出版社を読んでいただけると、部下が話しやすくなる声掛けができるようになります。
▼拙著第1章PDFプレゼントはこちらから
メルマガも定期購読できます!
https://hontounoshikarikata.com/fx/T40flL