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情熱所長シリーズVol.32 ~なぜ、現状を受け止めることが大切なのか? 部下を動かすリーダーがやっていること!~

こんにちは!叱り方コンサルタントの吉田裕児です。
本当の叱り方を広めて『本音で語り合い本気で頑張れる職場つくり』を目指しています。

前回のお話は、窮地に追い込まれたときほど、上司は進むべき道をはっきり示し、言うべきことを言わなければならない。それは勇気がいることかもしれないけれど、上司としての使命だと教えて貰った情熱所長でした。

では、今回のはじまり、はじまり!

吉田部長
「情熱所長、こんな話があるんだ。
ある食料品店で買い物をしてレジに行くと、
新人らしい子がレジ打ちをしていて、凄く遅かったんだ。

普通のお客さんなら、何やってんの?早くしてよ!と
言ってしまうシーンだったかなー」

情熱所長
『よくありますよねー』

「情熱所長がもし店長だったら、その新人にどんな対応するだろうか?」

『そうですねー、なにやってんだ!
早くしないとお客さんが待っているよー!と言ってしまうかな』汗

「その店の店長らしき人が出てきて、こちらにすみませんと笑顔を見せて
その新人には何も言わずに、レジ打ちを済ましてくれたんだ!」

『そうなんですかー、冷静な対応ですね!』

「その後、店長とその新人がどうなったか想像してみたんだ!」

『え、その後、どうなったか、ですか?』

「そう、あの店長は新人にどんなことを言ったのかなと思って?
情熱所長は、どう思う?」

否定は部下を潰すだけで部下は変わることができない

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『もっと早くしないとだめじゃないか、お客さんに迷惑が掛かるじゃないか!かな』

「それは全て否定だね!笑
きっと、あの店長なら、仕事は頑張ってくれているわね。
でもお客さんを待たせたらいけないわ。
もう少し早くするにはどうしたらいい?と言ったと思うんだ」

『なるほど、吉田部長がいつも言っている否定でなく肯定ですね!
そして、次は、どうするかが大事なんですね!」

「そう、だめじゃないか!と言うと、すみません!で終わってしまう。
おまけにお客さんの前で恥ずかしい思いをして自信もなくしてしまう。」

『そうですね。それでは新人は仕事ができるようにならないですね!』

「そうだろう。新人だって自分なりに頑張っているんだから、
その頑張りを認めて、
その頑張りを仕事ができるように向けることが大事じゃないかな!?」

『そうでうね!部下が仕事をできるようにすることが上司の努めですねー』

「だから、これからどうしようと問い掛ければ本人も考える。
答えがでればそれでOK、でなければ、そのやり方を教えればいいんだ!」

本当の叱り方はできないことをできるようにすること

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『そうですね、そうすれば、その新人もやる気がでますね!』

「そう、それにその新人は、その店長に尊敬の眼差しを向けるようになり信頼関係が生まれる!」

『そうか、叱るということは相手を否定するんじゃなくて
できていないところをできるようにすること
なんですね!』

「そう、そうすれば上司も部下も幸せだろう!」

『はい、わかりました。本当の叱り方やってみます!』

「そうそう、あれから数日後そのお店に行ったら、その新人が生き生きとレジを打っていたよ!」

『そうですか。やっぱり吉田部長が想像したように、
あの店長は新人に本当の叱り方をしたんですね!』笑

では、今回の質問です!

「部下は、どんな努力をしていますか?」

職場にくるだけでも努力です。
よく来たねと笑顔の挨拶で迎え、その努力を仕事ができることに向けてあげましょう!

次回に続けます!お楽しみに!(^o^)v

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吉田裕児@人と組織を咲かせる人財育成コーチ
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