部下を怒ってしまったとき、どうする?情熱所長シリーズVol.34
こんにちは!叱り方コンサルタントの吉田裕児です。
本当の叱り方を広めて『本音で語り合い本気で頑張れる職場つくり』を目指しています。
さて、「怒る」と「叱る」の違いはわかったけれども、どうしても怒ってしまう場合があると思います。しかし、怒ってばかりでは、前回お伝えしたように自分の気持ちは相手に伝わらないし、人間関係も壊れてしまいます。今回は怒ってしまったとき、どうやって自分の気持ちが伝わり人間関係も壊れない叱り方ができるようになるのかその方法をお伝えしていきます
前回の【「怒る」と「叱る」の違い!】は
▼こちらからご覧になれます。
https://note.com/yoshidayuji/n/n36d36578e7d1
では、今回のはじまり、はじまり!
自分が怒っていることに気づく!
情熱所長
『吉田部長、前回、部下に怒っても自分の伝えたいことは伝わらないし部下との信頼関係もなくなってしまうと言われていましたが、部下がミスをしたときどうしても怒るというより怒鳴ってしまうのですが、どうしたらいいのでしょうか?』(汗)
吉田部長
「そうだねー。でも、その話の前に情熱所長が怒ってしまっていると気づいたことは自分を褒めてあげよう。そこに気づくことは重要なんだ。なぜなら、そこに気づかずに怒り続けて人間関係を壊してしまう人が多いから!」
『そうなですね。まず一歩成長していることに安心しました』(笑)
「その上で、怒鳴ってしまったときにどうしたら良いか考えてみようか?
私も所長時代、情熱所長のように言い過ぎたなと思ったことがあるから気持ちがよく分かるよ!」
『吉田部長もそんなことがあるんですか。
では、そのあとどのようにされたんですか?』
リーダーとしてどうしたいのか?を考える
「そうだねー。チームの雰囲気も悪くなってきたしこのままではいけないな、どうすれ良いのか悩んでいたんだ。でも、現場がはじまった頃を思い出してね。
そのとき自分は現場のリーダーとして、“会社の期待に応えるためにも自分のためにも結果をだすぞ!”と誓ったことを思い出したんだ。
そのためにはリーダーは部下が生き生きと活躍できるようにしなければならないと。」
『そうですよね。リーダーは結果を出して現場を成功に導くことが仕事ですからね』
間違った行動は謝る!
「だから、謝ったんだ!
“ごめん、私が君に怒鳴ってしまったことは謝る。
リーダーとして間違った行動をとってしまった。“と」
『えっ、謝るんですか。難しそうですね!』
「そうかもしれない。でも、そこがリーダーとしての覚悟だと思う。
謝るということは間違った行動をとってしまったことに自ら気づき自分で自分を叱ることになる」
『そうなんですねー』
間違った行動を謝ることは、リーダーとしての見本!
「リーダーが怒鳴るという間違った行動を謝ることは、部下にリーダーの器の広さが伝わり、間違った行動を潔く謝ることの大切さを教えることになるんだ」
『そうかー。謝ることは勇気がいることだけど、部下はリーダーを信頼し間違ったことはそのままにしてはいけない潔く謝ろうとしますね!』
「そうなんだ。その信頼と部下の覚悟が生まれたところで、“今回のミスは君らしくないな。私たちの目指すゴールから外れているよ!
私たちの大切にしていることが守れていないな!“と伝えれば、部下は自分ごととして捉えることができる」(笑)
『なるほど、一旦怒鳴ったことは謝ってから、伝えたかったことを伝えればいいんですね!』
「そうそう。怒鳴ってしまっても、リーダーとしてのやるべきことを思い出し、間違った行為は謝ることがとても重要だ。
もし忘れてしまっても、思い出して繰り返していけばいい。これを繰り返していくと、最後は怒鳴ることなく、伝えたいことを冷静に伝えられる叱り方ができるようになる!」
『なるほど、そうなんですね!』
自分はリーダーという存在は否定しない!
「でも、ここで気をつけて欲しいことが一つある。それは、例えば“ごめん。私はリーダーとして相応しくない”とリーダーとしての存在を否定しないで欲しい。リーダーとしての存在を謝るのではなく、間違った行為を謝ることを忘れない欲しい」
『そこ大事ですよねー。リーダーとしての存在を否定してしまったら、そんなリーダーについていきたいとは思いませんよね!』
「そうなんだ。怒鳴ったことで自分はリーダーとして相応しくないと思ってしまうときもあるかもしれない。でも、間違った行為を潔く謝れるリーダーという存在に自信を持ってほしいな!」
『間違った行為は謝る。でもリーダーとしての存在は否定しない。
わかりました。実践していきます!』
では、今回の質問です!
「部下にどんな謝り方をしたいですか?」
次回に続けます!お楽しみに!(^o^)v
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