ぼくの仕事がロボットに取って代わられてしまった日
2015年、イギリスのオックスフォード大学と野村総合研究所の共同研究により、10〜20年後に、日本の労働人口の約49%が就いている職業において、人工知能やロボットが代替することが可能という試算が示された。
https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/news/newsrelease/cc/2015/151202_1.pdf
人の仕事はいずれロボットに奪われる・・・。
以前からぼくも耳にしていたこの事実、それはどこか遠い別の世界の話のように感じていた。
しかし、今日、その世界が突如として目の前に現れ、ぼくは仕事を失うことになったのだ。
ぼくから仕事を奪った、最高に素敵なロボットがこちら!
「食器洗い乾燥機NP-TH4 (Panasonic)」
つむぎのお風呂、その後のダラダラ時間を終えて、つむぎと幸枝さんはベッドに向かう。ぼくの一日の最後の仕事が始まる時間だ。
キッチンに向かい、Amazon EchoでNetflixを流す。もちろん音がもれないようにBluetoothイヤホンを繋いでいる。最近ハマっているのは「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」だ。
各所に散らばった食器を流しに集め、効率よく洗うための順番を考える。まずは大きめな食器から手を付けるのがぼく流だ。マリーゴールドの赤い手袋を手にはめて、スポンジに洗剤をつけて洗い始める。洗い場の大きさに限度があるため、ある程度洗っては水で流すを繰り返す。
目線は基本、ウ・ヨンウ、必要に応じて食器の確認をする。ウ・ヨンウは日本語翻訳がないので気が抜けない。
洗い終わった食器はシンクの左端にはめてある網カゴに積み上げる。ここからの乾燥は空気にお願いしている。これが毎日のぼくにとっての最後の仕事だった。
今日は違った、夕食を食べ終えたら、食器をささっと水で流しNP-TH4にセット。スイッチオン。食洗機に興味を持っているつむぎの気をなんとかそらし、お風呂を準備。風呂に入って、少しダラダラして、ベッドに向かうつむぎと幸枝さん。
ぼくはひとりキッチンへ。そこにはすでに食器を洗い終えているNP-TH4がいた。何なら乾燥まで終えてしまっている。
「すばらしい」
ぼくはインスタントのアイスコーヒーを入れて、いつもより一時間早くこのnoteを書き始める。
「食器洗い乾燥機、最高!」
食器洗い乾燥機の設置を提案してくれ、資金提供までしてくれた両親、古いシンクにピシッと設置しくれたかかりつけのでんきや「ようでん」さん、そして食器洗い乾燥機を開発してくれた技術者さんに感謝しながら、ぼくはカタカタとキーボードを叩くのだった。
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