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そもそも農家って個人事業主になる必要あるの?

 昨日のnoteでまとめた通り、ぼくらは個人事業主として営農を始めようかなとなりました。が、ふと思ったのです。

「あれ、そもそも個人事業主になる必要ってあるの?開業届とかなくても農家やってる人いるんじゃないの?」

それが今日のお話です。

事業をやる以上、開業届が必須らしい!

 いきなり結論ですが、事業をやる以上、開業届は必須なようです。事業というのは、対価をもらって「反復・継続・独立」した行為を行うことを指すとのこと。つまり、「ネットオークションでいらないものをちょこっと売ったよ!」とか、「友人に頼まれてちょっとだけ仕事手伝ったんだよね!」とか言うのは含まれないようで、「野菜を作って売り続けるぜ!」というのはもちろん事業にあたります。

 で、事業をやる場合はその事実があってから1ヶ月以内に開業届を提出しなければならないというのが所得税法に定められているとのこと。だから、農業やるならぼくらの場合、個人事業主として開業届を出すことが義務なんですね。

 ただ、開業届は出さなくても罰則が無いらしいんです。なので実際は個人事業主的に働いていても開業届を出していない人もいるのかもしれません。かくいう僕らも、調べてみて分かったのですが、既にちょっと個人事業主的に働いていた気がします。実際農家で開業届を出していない人っているんですかね?

個人事業主として開業届を出すとどうなるの?メリットは?

 さて、開業届を出すことが義務と分かってスッキリしたので、いよいよ個人事業主になることは決めたのですが、「個人事業主になったら今と何が変わるの?会社員をやめてからも確定申告はしていたしなぁ」と気になったので、もうちょっと調べることにしました。

 個人事業主になるとずばりこんなメリットがあるそうです。

1,65万円の所得控除(青色申告の場合)
2,家族への給与を全額経費に(専従者給与、青色申告の場合)
3,赤字を3年間繰り越し可能(青色申告の場合)
4,屋号付きの銀行口座
5,小規模共済への加入
6,就業証明を出せる
7,社会的信用がちょっぴり上がる

 「青色申告」と「専従者給与」、この2つのワード、農家の先輩との話にちょくちょくあがってました。「ほほう、ここで出てくるのか」と思いながら調べてみると。個人事業主の確定申告には白色申告と青色申告というのがあるらしく、白色は単式簿記、青色は複式簿記で記入するとのこと。複式簿記のほうがちょっと煩雑らしいのですが、会計ソフトを使えば、結構なんとかなるみたい。

 そして専従者給与、これはつまりぼくと幸枝さんで農業をやった場合、幸枝さんへの給与は全額経費になるということのようです。結局この専従者給与によって、個人事業主としての所得はかなり変わるんですね。極端な話、幸枝さんに給与を上げる前に利益が1000万あっても、専従者給与で1000万渡してしまえば、個人事業主としての所得は0円になるってことですよね。まあ、でも実際はそんなことはだめなのかな?その場合、幸枝さん自身の所得税が上がることになるのだろうし。

ちなみにデメリットってあるのかな?

 メリットが分かったら、デメリットもちょっと気になりますよね。デメリットはこんなものがあるそうです。

1,扶養に入れなくなる
2,失業給付を受けられない可能性
3,帳簿付け(青色申告の場合)

 うん、これらのデメリットはぼくらにはほぼ関係無さそう!

さて、開業届出すか!いや、まてよ・・・

 ということで、個人事業主として開業届を出すのはそもそも義務だし、メリットの方が多そうだということが分かりました。

「よし、今度こそ個人事業主として開業届を出すか!」

 と、心が決まったつもりでしたが、また1つ疑問点が湧いてきました。ぼくら夫婦の場合、農業以外の仕事も結構やります。そして、それらの仕事はそれぞれでやっているんです。てことは、二人が個人事業主になった方がいいのかなぁ?もしくはライター的な仕事は幸枝さんが、農業的な仕事はぼくが窓口になる感じで整理したほうがいいのかな?

 うん、一難去ってまた一難、わからないことが次々と湧いてきます。

 次回は、夫婦それぞれ個人事業主?それともどちらかが個人事業主?編を書く予定です!

※今回の内容もネットで調べて僕が理解したことをまとめています。もし間違っている部分があればぜひ教えてください!!

(参考にしたサイト)


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吉田拓実|さいこうファーム OKHOTSK BIHORO
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