親子の"sense of wonder"を刺激する、農場ツアーを企画中
畑でのロータリー作業を一時中断。軽トラにササッと乗り込み、まちの洋食屋さん らぐぅへ向かう。ぼくらが企画中の親子向け農場ツアーの相談だ。
さいこうファームでは今年の夏と秋に親子向け農場体験ツアーを企画している。作物や土とふれあう機会をつくることで、参加した人たちの”sense of wonder”、ワクワクする気持ちを引き出すことをねらった企画だ。
畑はいつもお世話になっている農家さんから、ビートとにんじんを作っている場所をお借り出来ることになった。ビートが大きく育ち、にんじんが収穫目前の時期に実施する。親子でにんじんの収穫もやれる予定だ。
その畑は、ロケーションも抜群。主要な道路から少しそれ、砂利道の道路をしばらく行った先に広がっている。周りに建物のない広い畑、畑の向こうには、藻琴山、斜里岳はもちろん知床連峰まで見渡せる。
そして、農業にふれた後には、そのまま畑でランチ。作物が今まさに育っているその隣、気持ちのいい景色の中でのんびりと美幌の食材を使ったランチを味わう。
きっと子どもも大人も普段の生活から開放され、好奇心がくすぐられる体験になるはず。
今日は、そのランチについての相談でらぐぅの野口さんに時間をもらっていた。幸枝さんが企画趣旨、内容、想いを説明する。耳を傾ける野口さん。
そして、快諾。あれこれとアイデアも出してくれる。やっぱり野口さんは素晴らしい。
これで、畑でのランチは素敵なものになること間違いなしだ。
あとは、研究者であり農家のぼくらが、最高の畑、最高のランチを材料に、参加してくれた方々の”sense of wonder”を刺激するためにどんな体験、学び、気づきを提供できるかだな。
腕の見せ所だな。
そんなことを考えながら畑に戻ると、きつねの親子が畑で遊んでいた。「ツアー当日、盛り上げに来てくれよ」と、心でお願いしてみるのだった。