見出し画像

レタスには15-18-20、いやいや16-14-16、違う違う14-18-7だぁ

15:18:20、いやいやこっちでは16:14:16。おいおい、全然違うじゃん。結局何が本当のおすすめなのよ?

先日、先輩農家さんにもらったレタスとブロッコリーの苗を定植するために、育苗ハウスの空きスペースに土の準備を始める。すでにテーラーで耕すところまでやってあるので、今日は石灰をまいたり元肥を入れたりする。

レタスの元肥、調べてみると基準施肥量とされている量がけっこうまちまち。あるサイトでは10a当たりN(窒素)15キロ、P(リン酸)18キロ、K(カリウム)20キロ。違うサイトではN16キロ、P14キロ、K16キロ。

うん、ぜんぜん違う。いったい、僕は何を信じ、そして、どう生き行けばいいんだ・・・。

気を取り直して、先輩の農家さんに聞いてみる。

「うちでは、イーマイルドNS487を10aに5〜6袋入れてるかなぁ」

よし、ここはとりあえず先人の知恵に従うことから始めよう。ということで、早速イーマイルドNS487を調達する。パッケージを見てびっくり。

「N:P:K 14−18−7」

画像1

ここに来てまた、完全なる新説。実はこの当たりのことは、これという定まったものが無いのね。まぁ、たしかに畑によってもともと入っている量もぜんぜん違うからそう簡単に決められないよなぁ。

最近の畑はカリウム過剰になっていることも多いという話も聞くので、今回はもう14−18−7でやることに決め、次は必要量を計算してみる。今回使う畑の面積は3m×8.5mなので25.5㎡、つまり0.255a。だから必要なNPKは14-18-7に0.255*1/10で。そもそも、イーマイルドには1袋当たりNPKが2.8キロ、3.6キロ、1.4キロ入っているから。結局必要な量は・・・。

めんどくさくなったのでスプレッドシートで整理しながら計算することに。その結果必要なのは2.5キロ。

スクリーンショット 2021-04-10 8.54.13

2.5キロを袋に取り分けて手で撒き散らす。その後テーラーをかけてかき混ぜ、畑の準備完了。本当はこのあと1週間くらいおいた方が良いらしいのだが、苗の状態と自分のスケジュールを考えると来週の月曜日には植えちゃおうかなぁ。

画像3

画像4

農業は考え始めると、いくらでも考えることが出てくる。先輩方はこんなにいろんなことを複合的に考えて進めてるのかな、すごいなぁ。


ちなみに、ホーマックで購入した安いpH計で調べてみたところpHは7くらいだったので、今回は石灰は入れないでやってみることにした。このpH計本当にあっているのかなぁ?

画像5


いいなと思ったら応援しよう!

吉田拓実|さいこうファーム OKHOTSK BIHORO
サポートとは「投げ銭」の意味です。 サポートにて100円でも200円でも頂けるとやる気に繋がります!皆様のサポートありがとうございます!!