ビニールハウスの骨格ができてきた
畑の両側からアーチ状の鉄骨がにょきにょき生えている。
昨日、僕が帰った後にすべての穴を明けて鉄骨を刺すところまで進めたようだ。今日の作業は鉄骨の刺さり具合を調整するところから始まった。ハウスの南側に置いた測量用の器具を覗き込み、片側5本くらいずつの基準とする鉄骨につけられた印の高さを調節する。鉄骨を差し込むのは専用の器具「パイプステップ」を使って進める。パイプステップをパイプに設置し思い切り踏みつけるとぐっと奥まで刺さっていく。基準の印を調節した後は、そこに紐を結びつけ、基準線を作る。その基準線に合わせてすべてのパイプの高さを調節していく。パイプには予め根本からの一定の深さで線を引いておくのが重要だ。
高さを調節した後はアーチパイプの頭をジョイントで繋いでいく。ここでダンプカー登場。ダンプカーの上に脚立を二台立て、その間に長い板を渡し作業台をつくる。作業台に乗って一気に7,8本ずつアーチパイプを繋いでいく。このダンプカーを使った作業台がとても便利、スムーズに作業が進む。一つ一つ脚立に乗って作業していくより数倍早い。次々にジョイントを繋いだ後は、直管パイプを天頂に接続。これもダンプカーに乗って進めた。直管パイプとアーチパイプは60センチごとに測りながら接続する。60センチの棒を作ってあったのが、いちいちメジャーで図らなくて良いので地味に便利だった。
ここまでの作業が終わるとハウスはかなりきれいに組み上がった。最後に肩の部分にビニエースをつけていく。ビニエースは端に基準を作り、それ以降は水平器で水平を見ながら進めていく。これも同様に60センチごとにアーチパイプを接続する。この作業が途中まで進んだところで今日は終了。だいぶハウスが形になってきた。
農家さんごとにハウスの組み立て方法の工夫があるんだなと思う。今回の組み立ては本当に参考になる。日記が長くなるけどしっかりメモしておかないと。
ハウスの骨組みを作りながら、これが船なら竜骨に当たる部分だな。ここがいかれるとその船はもうダメだ。と一人妄想しながら作業をした一日だった。