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今年の土壌診断結果、強酸性の畑はどうなった?

 「土壌pHが3.8〜4.4、強酸性です!」かなりシビアな現実を突きつけられた土壌診断結果から一年。今年もまた土壌診断をお願いしました。

 気になる診断の結果は、土壌pHが4.3~5.6。一つの畑内でも複数ポイントの結果が出ているので、それらから畑ごとの平均値を出してみると、3箇所の畑のpHは5.2, 5.0, 4.9。昨年9月と比較すると0.7~0.9上がったという結果でした。まだまだ、酸性度は強く野菜に適した畑とは全く言えませんが、それでも一年でこれだけ上がるとは、なんだか希望の持てる結果となりました。よかったぁ。

 ちなみに今年の土壌改良、pH矯正のために春に炭酸カルシウムを200kg/10a入れています。それなりにお金がかかるものだったし、散布してる時はこれで本当に効くのかなぁ?とは思っていましたが、本当に効くんですね。やってよかった。

 pH以外の結果を見てみると、石灰や苦土(マグネシウム)はまだかなり少ないようです。レタスのチップバーンがかなりひどく出ていた原因はそもそも土壌の石灰や苦土が少なすぎたことにも原因があるのかもしれません。

 昨年9月に比べるとだいぶ良くなったとはいえ、まだまだいい状態とは言えないさいこうファームの畑。来シーズンに向けて、ライムケーキを全面に散布する準備を進めています。ライムケーキは甜菜からの製糖工程で生じる副産物で、アルカリ分を多量に含みます。美幌の製糖工場の副産物を畑で使って循環させるというのもいいし、値段も安い。ライムケーキが畑に聞いてくれれば言うことなしです。

 来年、野菜を作る時は畑がもっといい状態になっているといいなぁ。

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吉田拓実|さいこうファーム OKHOTSK BIHORO
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