ドローン飛び交う小麦の青空講習会
晴天の中、研修先のみらいセンターで小麦の青空講習会だった。
美幌町内で小麦を育てている人の多くが参加する講習会。
かなりの人数が集まった。
コロナを気にして広い範囲に人が散らばって農業普及員の方の話を聞く。
話題は、今シーズンの小麦の現状分析とこれからの追肥について。
普及員の方はみらいセンターの小麦も含めて町内の複数の畑で小麦の生育調査をして、美幌町の小麦の状態についてとても詳しく知っている。
美幌町内では秋蒔き小麦の「きたほなみ」と「ゆめちから」、そして春蒔き小麦の「はるよこい」が作られている。
調査方法は、僕らが前職でゆめちから栽培研究プログラム内でもやっていたような茎数を数えたり、分げつ数を数えたりが基本になっている。
それに加えて葉の色についても調べているみたいだった。
今年の小麦の状況は茎数は多いが、生育は平年より遅いらしい。
これから実施するセンターの「きたほなみ」の止葉期追肥は窒素4kg/10a+葉面散布がおすすめらしい。
センターでは育てていないが、「ゆめちから」は6〜8kg/10aが良いとのことだった。
なんだかゆめちから栽培研究プログラムを思い出した。
高校生は今も元気にゆめちからを育てているのだろうか?
小麦の話を聞いた後は、農業用ドローンのデモがあった。
去年持ってきたドローンと比べて二倍のサイズになったらしい。
見せてくれたのはDJI社製のAGRAS T20。
かなり大きくて、飛び立つときも砂を巻き上げて迫力がある。
16Lの薬剤タンクを持ち、2haくらい散布できるらしい。
飛んでいる姿勢はものすごく安定していて、動きもなめらか。
ネットで調べてみると、価格は約160万円らしい。
農機具としてはそんなに高くない気もする。
なんだか、畑の上をドローンが飛び交うのもそう遠い未来ではないのかもしれないな。
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