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道東で馬と一緒にお昼寝できるHeart Ranch

標茶で新しくできた馬牧場Heart Ranchの管理棟兼カフェの建物がお披露目されるということで、早速家族で行ってきた。

塘路駅を超えてしばらく走ると道路から少し離れたところに白い柵で囲われた牧草地が見えてきた。
10頭近い馬がのんびりと草を食んでいる。

Heart Ranchだ。

Heart Ranchさんとの出会いは昨年の7月。
育てているものは違うけれど、ぼくらと同じ道東で新規就農した仲間だ。
あの日は、牧場にとって最初の仔馬が生まれた日だった。

昨年の秋にはつむぎが始めての乗馬を体験させてもらった。

あれから1年が経ち、白い柵ができ、仔馬がさらに2頭生まれ、カフェができ、馬と触れ合える素敵な「場」づくりが着々と進んでいる。
同じ道東で新規就農したHeart Ranchさんの進化を見ているとなんだかとてもうれしい。

車を停めて、まずはカフェに向かう。
カフェの中は楽しげな声で溢れている。
経営者の達川ファミリー、牧場に惹かれて集まっているお客さん。
大きな窓からは馬場や牧草地を眺めることができる。
2階は宿泊できるようになるようだ。

いいなぁ。

手作りのおしゃれなお弁当をいただいたあとはいよいよ馬のもとへ。
白い柵の牧草地の中へ歩いて入っていく。

あちこちで思い思いに、過ごしている馬たち。
馬のそばには麻布大学の実習生やスタッフの方々がいて馬とのふれあいをサポートしてくれる。

始めて馬に近づく櫂は少し怖がっている。
3度目のつむぎは慣れたものだ。

馬に近づくときは、まず手の匂いを嗅がせて安心させてから触ってみるといいらしい。
つむぎと幸枝さんは積極的に馬に向かっていく。
ぼくは櫂を抱っこしてあっちへこっちへ。

つむぎが触っていた仔馬のイブハートが、ゴロンと座り込んだ。
眠くなってきたようだ。

落ち着いているイブを見て、櫂も少しずつ近づいてなで始める。

「おうまさん、かわいいねぇ」といいながら、なでなで、ぱしぱし。

そのうちにイブは完全に眠りの中へ。
そしてその横では、櫂も一緒に牧草の上でゴロゴロ。

穏やかな秋空の下、子どもが仔馬と一緒にお昼寝できる、まるで本の中のような世界を経験した一日だった。

道東で、馬との特別な時間を過ごしてみたい方はぜひHeart Ranchに訪ねてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した4人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!
(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:5歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:4歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂:1歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。


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