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優秀すぎるでめんさん、時給制では見合わないかもと思うのだった
でめんさんの作業は早い。みるみるうちに予定していた作業を終わらせていく。
今日来てくれていた、でめんさんは70才前後だと思う。その年にも関わらず。僕よりも、素早く、僕よりも、パワフルにあっという間に作業をこなしていく。いつもすごく驚かされる。
でめんさんというのは、農業の仕事を臨時で手伝いに来てくれる助っ人さん。噂によると、「Day Men(デイメン)」から派生して、でめんと呼ぶようになったらしい。だから本当はデメンと書くのがいいのかもしれない。
デメンさんと一緒に今日は、アスパラハウスのお手入れ。雪の下から出てきた去年のアスパラの茎葉を刈って、外に捨てる。
雪の下から現れた、茶色の茎葉はかなりの量。一人のデメンさんが刈払機で根本から切る。残りのメンバーで外に持ち出す。大雑把に持ち出したあとは、熊手を使って残りをかき集めきれいにする。きれいになったハウスには肥料をふる。
あとは明日、畝間を耕して、二重ハウスの内側のビニールを張れば準備完了。春アスパラが出てくるのを待つばかりだ。
素晴らしい手並みのデメンさんたち。どんどん予定していた作業が片付いていく。
しかし、終わりに近づくにつれ、作業のスピードがゆっくりに。力を出し切ってスローダウンしてしまっているわけでは無さそう。時給制で働いているので、あまりに早く終わってしまうと手取りが変わってしまうのだ。
手際が良ければ、損してしまい、ゆっくり作業するほど得をする。この仕組み、なんだかなぁ、といつも思うのだった。
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