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VSクマ、とりあえず一段落

3日前未明、さいこうファームのとうもろこし畑にクマが出没、パーティーを開催し大量のとうもろこしを食い散らかす。

2日前午前、トラクターで防除をしている際に、パーティー会場を発見し愕然とするぼく。

2日前昼前から午後、役場に相談するも来年度の電気柵のとりまとめの話を切り出されさらに落ち込むぼく、「完全に間に合わないよ・・・」。一方その頃、いろんな方に助けを求める行動に出る幸枝さん。

2日前夕方、幸枝さんの声に気づいてくれた方から温かい声が届く。そして、電気柵と獣用心棒を貸していただけるように!ぼくもようやく行動を始め、とりあえず畑にダメ元でラジオを設置しに行く。役場の耕地林務グループの方が、威嚇のための空砲を撃ちに来てくれることにもなった。

この日の夜は、この小さなラジオに全てを託したのでした

1日前早朝、知り合いの農家さんから紹介してもらった猟友会の方が畑を見に来てくれる。この時点で、被害の拡大はなさそう。

1日前朝、獣用心棒を持って近隣の農家さんが助けに来てくれる!そして、なんと設置まで!
ランダムなタイミング、もしくは人も含めた動物が獣用心棒の前を横切ったタイミングでかなりの音量で、動物の鳴き声、銃声などが流れるようになる。少し安心!

1日前午前、クマではなくぼくらによるとうもろこし収穫祭り。なかなかいいできに少し気持ちが持ち直すとともに、「いいもので勝手にパーティーされたことが悔しいね」と手伝いに来てくれる方と話しながら、とうもろこしモギモギ。

1日前午後、いつもお世話になりまくりの美幌の農家さんから、電気柵のパーツを貸していただく。

1日前夕型、遠軽の新規就農者、嶋田さんに電気柵のパーツをさらに貸していただく。

そして、本日午前。手伝いに来てくれている2人とぼくと幸枝さんの4人でとうもろこし畑の周囲に電気柵を設置!うまくできているかはいまいち分からないけれど、これでやれることはやったなと一息。

クマのパーティー会場横で設置する幸枝さんとアルバイトの方!
クマが出入りしたとみられる茂みの穴には、よく見ると
とうもろこしの食べかすが・・・
最終的にはこんな感じで3段の電気柵が設置できました!

困り切っていたぼくらに手を差し伸べてくれた農家さん、呆然とするぼくの横で淡々と助けを求めた幸枝さん、設置を手伝ってくれたみなさんのおかげで、たった3日でとうもろこし畑を電気柵で囲うことができました。

本当にありがとうございました。結局、今のところの被害は最初のパーティー分だけでした。この先どうなるかわかりませんが、とりあえずやれることはやれたので、ホッとしています。それと、結構高かったですが、自前の電気柵も購入しました。

設置を終えて、家に戻り、収穫したとうもろこしを食べてみたら、とても美味しくできていてさらにホッとしています。さいこうファームは改めて、とうもろこし祭りに突入しようと思います!

実は、美幌のカメラマン、ありささんに写真を撮ってもらい、じゃがいも植えを手伝ってもらったデザイナーの村上さんにデザインをお願いしていたとうもろこしお取り寄せのチラシも完成しています。町内の各所に置かせてもらい始めているのですが、もし、うちにも置いてもいいよ!という方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡いただけると本当にうれしいです。noteのコメントか幸枝さんのInstagramにDM、もしくはsaikoufarm@gmail.comにご連絡をいただければ幸いです。

このチラシです!写真もデザインも気に入ってます。
チラシを置いてくれる方のもとには、お礼のとうもろこしとチラシを持って伺います!
もし遠方の場合は、発送させていただきます。

それと、さいこうファームのとうもろこし、お店で使ってみたいな!という方もぜひぜひご連絡くださいまし。

さいこうファームをこれからもよろしくお願いいたします!

BASEで野菜の予約販売始めています!noteのストアタブもしくは下記リンクからぜひご覧くださいませ!

最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した4人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!
(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:4歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:3歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂:0歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。


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吉田拓実|さいこうファーム OKHOTSK BIHORO
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