【受け継がれていくこと。】
今日、2月11日は、プロ野球の南海(現ソフトバンク)、ヤクルト、阪神、楽天で監督を務めた野村克也氏が亡くなってから1年です。
野村監督は、選手でも監督でも実績を残した名将で、野球をやっていたわけではない僕ですが、仕事の考え方、そして指導者としての考え方に、とても影響を受けました。
たまたまですが、今日、こんな記事を読みました。
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この中で、古田さんは、
「話の半分は野村(克也)監督の受け売り。継承するのが僕の仕事でもある。」
そして、
「僕の場合、野村監督が字にしておいてくれたことが幸運だった」
と言っています。
実績だけではなく、『言葉』を残したっていうのが野村監督の凄さだなって思うんです。
一方、こんな記事もありました。
メジャーリーガーで活躍し、このタイミングで戻ってきた田中将大投手。
野村監督からの教えを、今でもしっかりと取り組んでいるとのことです。
今日のタイトルにもしましたが、『受け継がれていく』ことって、もちろんそれを鵜呑みにすることだけではいけないですが、きちんと言葉で残して伝えていくことっていうのは大切なんだなーって感じます。
強いチームだったり組織は、こうした『伝承』があるんですよね。
僕も前職に居た時に、多くの言葉をもらいました。
これって、同じ練習を真似してやっても効果が出せないってことに通じることなんですが、単なるノウハウではなく、やっぱりそこにいるから分かる脈々とした重さだったりするんですね。
そういった背景こそが、大切なんだよなーって。
【伝承から伝統へ】
先程の記事の中に、『凡打の逆』について書いていて、とても興味深いものでした。
凡打したら、打者はその打ち取られた球をマークする。直球に振り遅れてアウトになったら、次の打席はその直球を狙うもの。つまり、捕手から見れば、直球でいくのは危ない。だから「凡打の逆」から入るようにと。
逆は「安打を打った球種」。例えばカーブを安打したとする。打者は次の打席は「もうカーブはこないだろう」と直球を待つもの。だから、打たれた球のカーブで入れば、打者は見逃してくれる、ストライクを取れる可能性が高い。
僕なりの解釈だと、
『今回うまくいったからっていって、次また同じようにいくわけじゃないよ!むしろ逆から考えることが大切だ!』
って感じで、これって野球の内容に留まらず、色々な場面に活用できる内容だなーってすごく参考になりました。
こういった、その組織に関わっていたからこそ伝わっているものがある。
これが伝統なんだな、、と。
この本、ご存知でしょうか?
野村監督の視点で、『何故巨人が強いのか?』について書いています。
すごく読みやすい内容ですが、今日のテーマにも合ってると思いますので、もしご興味があれば、読んでみてください!!
今日の言葉は、やはり、野村監督のこの言葉で。
「『伝統』という何事にも代えがたい無形の力。」
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