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【吉田的思考vol.46 】
僕がイトマンから離れたときに決めたこと。
[多種目のアスリートを繋ぐこと]
[水泳界への恩返し]
この2つでした。
そうは言っても、水泳界でも他所属の選手に会うことだったり、ましてや水泳界以外のアスリートに会うなんて、ほんと難しくて。
早い段階で、僕の活動を応援してくれたアスリートには、ホントに感謝しかありません。
その中の一人、青木智美選手が、少し前になりますが、引退表明をしました。
彼女はまさしく早い段階から協力してくれたアスリート。
SNSで投稿したメッセージが心を打ちます。
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日本選手権を最後に競技を卒業することを決めました。
3歳から水泳を始めてかれこれ20年以上、
きつくて辛いこともありましたが、
それよりもはるかに楽しくて嬉しいことの方が
たくさんありました!
ジュニアの頃は特別速い選手ではなく、
遠征も行ったことなければナショナルの合宿にも行ったことはありません。
94年生まれは黄金世代なんて言われてて、みんな凄いなぁなんて思っていました。
でも一歩ずつ少しずつにタイムを伸ばすことができ、日本代表にもなれ、オリンピックにも出場することができました!まさか私がオリンピアンになるなんて、私自身も含め誰も思ってなかっただろうなぁ(笑)
アジア大会ではみんなの力を借りて優勝することもできました!
あの時見た景色は特別で、感慨深いものがありました。
そんな順風満帆だった競泳人生ですが、最後の2年くらいはコロナの関係もあり、うまくタイムを出すことができず正直悔しくて苦しかったです。
まぁ、これもいい経験!いい思い出!(笑)
私が日本代表として活躍できたのは、家族や友人、コーチやトレーナー、大学の監督や、所属先の会社の方など、応援してくださった皆さんのおかげです。
ありがとうございました!
皆さんの応援がなければここまで続けられなかったし、こんな経験もできなかったと思います。本当に感謝してます!
これからは第二の人生が始まりますが、私らしく笑顔で楽しめたらいいなと思ってます!
こんな私ですがこれからもよろしくお願いします!
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彼女らしい、明るいメッセージです。
僕の新たなスタートに協力をしてくれた智美ちゃん。
彼女の新しいスタートを、今度は僕が協力する番です。
今は、何をしてあげられるのかは分かりませんが、彼女に頼まれたことに『NO』はありません。
そんな思いを、僕がこの6年間で会ってきたアスリートたちを見てきて感じたことを併せて、今回は記事にしようと思います。
【どんな宝物を身につけるのか?】
アスリートが引退を決断するということは、とても大きなことです。
冒頭書いたように、僕は多種目のアスリートと出逢い、大なり小なりの関わりを繋げてきました。
現役生活の区切りを決断したタイミングも多く見てきました。
僕は、ホントに心からアスリートをリスペクトしています。
自分の人生の大部分の時間を費やし、一つの競技、種目に打ち込むことは、並大抵のことじゃできません。
更に、スポーツを通じて、周りの人に感動を与えることもする。
関われば関わるほどに、アスリートへの尊敬の念が増えていきます。
一方で、引退後のアスリートの価値についても、より深く考えるようになりました。
オリンピックに出たり、日本一になったり、、
とてもじゃたどり着けない経験をした一握りの人たちですら、セカンドキャリアは大変であることも目の当たりにしてきました。
だからこそ、引退後、振り返った時に自分に、どれだけの協力者を増やせるのかを現役時代にしっかり考えた行動や言動をすることが大切だと強く思います。
『君のためになら全力で協力するよ!』
僕はこの言葉で何度も何度も救われてきました。
人脈こそ『宝』です。
僕だって、うまくいかないことも沢山あるし、間違いも失敗も一杯してきました。
いまだに、[もっとこうしておけば良かった、、]の繰り返しです。
でも、それでも『君の為なら協力するよ』と言ってくれる人が居るのはホントに心強いものです。
アスリートの方々、そしてアスリートを育てている指導者の方々、保護者の方々、、
記録や結果や成績という素晴らしい宝物と同じくらい、自分を支えてくれる人、応援してくれる人の存在が大きな宝物であることを伝えていってもらえたらと思います。
今日の締めは、カリスマバイヤーと言われた藤巻さんのこの言葉で。
人と知り合うほど、助けてくれる人物も現れる。
だから、動く、会う、しゃべる。
藤巻幸男(元福助社長)
読んでくれてありがとうございます^_^ サポートしていただいた分は、アスリートへのサポート代として活用させていただきます!