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脳を休めてパフォーマンスを高めよう
【「休む力」という本を出版致しました! よろしければどうぞ!】
デフォルト・モード・ネットワークを働かせよう
疲れたと感じるとき、実は身体ではなく脳が疲れているときが多いです。脳は疲れると「身体が疲れてといる」と錯覚させ、強制的に身体を休ませようとするからです。
デフォルトモードネットワークとは“脳を休ませる神経活動”のことを指す
デフォルトモードネットワークとは、脳が主体的に物事を考え、情報処理や判断を行う働き(タスクポジティブな状態)を“休ませる神経活動”のことを指します。
ごく簡単に言えば、思考はストップしていて、どこにも注意が向いておらず、興味関心を持たない安静した脳の状態です。
何も考えずにボーッとしている時にだけ活性化
脳を休ませる為には「デフォルト・モード・ネットワーク」という脳の活動が鍵となります。
脳内の「感情」「運動」「記憶」などを繋ぐ役割をもつデフォルト・モード・ネットワークですが、何も考えずにボーッとしている時にだけ活性化します。
つまり、ボーッとすることが脳の休息やメンテナンスに繋がるのです。
「歩行禅」「お風呂に入る」「ジョギング」
著者はデフォルト・モード・ネットワークを働かせる方法として、「歩行禅」「お風呂に入る」「ジョギング」の3つを勧めています。
「歩行禅」とは「歩く瞑想」とも呼ばれ、Googleでは研修に採用されている。歩くことは脳のメンテナンスに多大な効果があると言われており、とくに朝日を浴びながら30分ほど散歩をすると、うつ予防やストレス軽減などのメリットもある。
樺澤先生の生涯伝えたいことは「メンタル疾患を持つ者は朝散歩しろ」だが、無理やり朝散歩するのは私も結構効果があると思っています。
毎日エクセルシオールかドトールで朝食を食べて、紅茶を買って持ち帰っていますが、そうしないと作業が出来ないレベルです。
風呂は入れ「風呂キャンセル界隈」、どうしても風呂に入れないなら電車には乗るな
「風呂キャンセル界隈」に伝えたいことはそれだけです。
シャワーだけでも全然良いので公共の場所を歩くなら毎日身体を洗って下さい。
睡眠はデフォルト・モード・ネットワークの活動の調整に不可欠
睡眠はデフォルト・モード・ネットワークの活動の調整に不可欠で、睡眠が足りないとデフォルト・モード・ネットワークの回路の結びつきが弱くなることが分かっています。
デフォルト・モード・ネットワークを働かせるには、質が高く、深い睡眠が必要
デフォルト・モード・ネットワークを働かせるには、質が高く、深い睡眠が必要です。
浅い眠りでは身体は休めても、脳まで休めることができない。
理想的なのは、入眠後すぐに深い眠りに入り、起床時間まで目が覚めないような睡眠です。
【参考】茂木健一郎(2024).『脳をしっかり休ませる方法』.三笠書房
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