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「OKR」の基本とは
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Oの条件
OKRとはObjectives and Key Results(目標と主な結果)の略語です。
Oには定性的なものを1つだけ、KRには定量的なものを3つ程度定めます。
そして大胆なゴールに向けて集中するのである。
Oは次の条件を満たすものでなければなりません。
1 先ず定性的で人を鼓舞する内容である。
2 メンバーが毎朝、ワクワクしながらベッドを飛び出たくなるようなものが望ましい。
チームに合った言葉で、仕事の意義と進歩を伝えましょう。
次に時間的な縛りが定められていることです。
1カ月や四半期で実現できるものが良いのです。
実現に1年以上かかる目標は、どちらかというと戦略やミッションに該当します。
設定した期間内にやり遂げるのが難しく、それでいて実現可能な内容にするのが理想です。
各チームが独立して実行できること
さらに各チームが独立して実行できることも重要です。
スタートアップではあまり問題にならないかもしれないが、大企業では部署が相互に依存しあっているゆえの苦労があります。
どこかの部署のせいで達成できなかったという類の言い訳が通用しないような内容にしなければいけません。
OKRの設定
Oに記した感覚的な言葉を、KRでは定量化(数字化)する。
KRをつくる際のポイントはシンプルだ。「どうやったらOを満たしたとわかるのだろうか」と問いかければ良いです。
KRは3つ程度になることが一般的
KRは3つ程度になることが一般的です。
基準は測れるものであれば何でも構わないのです。たとえば成長率、エンゲージメント、売り上げ、性能、品質です。
KRを賢く選べば、成長とパフォーマンス、売り上げと品質のように、相反するかもしれない指標を用いながら、うまくバランスをとることだってできるでしょう。
まとめ KRを設定する際も、「難しいが不可能ではない」ものにしなければならない
尚KRを設定する際も、「難しいが不可能ではない」ものにしなければなりません。
自信度1を「まずムリ」、自信度10を「確実に達成できる」とすると、自信度5の状態がもっとも望ましい。「これを達成するにはあらゆる面でベストを尽くさなければいけないな……」と感じたら、それが適切な目標であります。
KRの設定とはすなわち、難しいが不可能ではないことを成し遂げるためにあるのです。
【参考】クリスティーナ・ウォドキー・二木夢子(訳)・及川卓也(解説)(2018).『OKR シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法』.日経BP
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