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「誘惑の抱き合わせ」で習慣を魅力的にしよう

「『継続力』:人生を変える4つの良い習慣」という本からです! よろしければどうぞ!

「テンプテーション・バンドリング」とは

 「テンプテーション・バンドリング」とは、気が進まない行為と、娯楽や
誘惑物などをセットにすることで、その行為へのモチベーションを高める方法のことをいいます。テンプテーション(temptation)とは「誘惑」を、バンドリング(bundling)は「まとめること」を指します。
 アメリカの経済行動学者Katherine Milkman氏が唱えた概念で、ゴールを達成した「後」ではなく、その行為に取り組んでいる「間」に娯楽を得られるルール設定となっているのが特徴です。

【引用元】日本の人事部『テンプテーション・バンドリング』とは

正直執筆(仕事)中YouTubeは常にお供

 正直執筆(仕事)中YouTubeは常にお供です。
 私にとっては1時間ぐらいのトークや音楽のリストなどが一番良いです。
 正直勉強や研究もそんな感じでした。 
 人にとっては集中を削がれるし、勿論私もYouTubeに見入っちゃう時もありますが、大体いけます。
 こういう感じで私は「気が進まない行為と、娯楽や誘惑物などをセット」しています。

SNSを観たら罪悪感があるのが普通

 このタスクは必ず今日中にやらなければならないと分かっているのに、SNSを開いてしまったり、ドラマに見入ってしまったり。
 後々のことを考えると今やるべきなのに、人は面倒なことを後回しにしがちです。
 一度は気力で乗り切っても、継続することはそう簡単ではありません。

人生一度きりだからSNSも仕事も一緒にやっちゃえ

 そこで提案されたのが「テンプテーション・バンドリング」です。
 気が進まないことと自分が心ひかれるものをセットで条件付けすることで、やる気を高める方法です。
 作者は「人生一度きりだからSNSも仕事も一緒にやっちゃえ、我慢するな」という感じです。

成果出ているから良いのではないか

 ずっとYouTubeを回していますが、3年で20冊以上本を出しているし、仕事も成果も出てどんどん評価されているので別に良いのではないでしょうか、と思っているのですが皆様も「Let`s enjoy your job and SNS」でいかがでしょうか。
 例えば「お気に入りのテレビ番組を見たいなら、ジムでトレーニングしているときだけ観ることができる」というルールや、「大好きなビールを飲みたいなら、部屋を掃除しているときだけ飲むことができる」というルールがこれにあたります。
 こうしたルールを決めることによって通常より29~51%行動量が増える、といった調査データも出ています。

結局「習慣化しなかったらダメ」

 一方で、テンプテーション・バンドリングにも落とし穴があります。それは、ルール自体の拘束力が低く、習慣化させるには結局、意志の強さが必要になることです。
 前回の行動から少し間が空いてしまったからと、うっかりジムに行かずにテレビ番組を見たり、掃除をせずにビールを飲んだりしてしまうと、せっかくのシステムが崩壊してしまいます。

まとめ 習慣化すれば勝ち

 成功させるポイントは、そのルールを習慣にすること。
 一度習慣化してしまえば、この方法はとても有効です。

 娯楽とセットにしていることで、気が進まなかった行動に対する心理的ハードルが減り、行動する前にわざわざ気持ちを奮い立たせることなく動けるようになります。
 また、テンプテーション・バンドリングを活用することで「重要性は高いが緊急性が低い」タスクに取り組めるようになり、有意義な生活を送れるようになるのです。