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初めての海外で食べた味は。

餃子って中国語で何て発音するか知っていますか?饺子(jiao 3 zi)と書いて“ チアオツ”って発音します。  こうやって、言葉で書いても、やはり日本語の音とは違うので、うまく表現できないですね。

ちなみに、日本では、餃子定食なるメニューがあるのですが、これを中国の方が初めて見たら、びっくりするそうです。 なぜなら、餃子の起源は、中国の北の方で、米が余り取れない地域で生まれたので、白いご飯と一緒に餃子を食べることは、ないのだとか。

中国では、このように米の代わりに食べるモノとして生まれたモノがいろいろあるようです。古代の中国では、度重なる戦火を避けて移住した民族もいました。

その代表が客家(ハッカ)です。この民は、北から南までの大移動を行ないました。

南に移ってからも、昔の米の取れない地域で食べていた料理“ヨンタオフ”という食べ物を食べる習慣を続けていました。

この料理は、豆腐に切り込みを入れて、具材を入れて、スープの中に入れて食べるものです。 私自身は、これを海外勤務時代、会社の現地人の同僚達と、屋台で食べていました。なので、この料理の起源についても、彼らから聞いた話です。

このように、いろいろな料理が屋台で食べることができました。移民の国でしたので、中国系の人達も、それぞれ先祖の出身地が異なるために、いろんな料理が屋台で味わえたのです。

さて、話を餃子に戻しますね。海外に初めて行ったとき、兄が、その国で日本語教師をしていたので、最初の食事で食べた餃子が美味しかったのを、昨日のことのように覚えています。

日本のと、違って水餃子がメインでした。特別に焼いてと注文しないと焼き餃子にならないのです。 どうやら、日本の餃子は、戦後に日本に帰国した日本人が焼き餃子を日本人向けにアレンジした?とか聞いたのですが。

いずれにせよ、今でも、あの餃子の味が忘れられません。残念なのは、日本では、焼き餃子がメインで、しかも、食感が向こうのくにのとは違うのです。

そのせいか、日本に帰国してからは、余り餃子を食べなくなりました。やはり、最初の衝撃が強過ぎた?かな、それとも、過去を美化?する年寄りになったのかな。




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ヒロ-シン
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