初めてのシンガポール勤務での体験:職場環境編
19年に及んだ海外在住
今年で早12年が経ち、ようやく日本的な人間関係、特に職場での、が理解できるようになりました。
私は語学留学から始まり途中の一時帰国を経て再度留学先の国に戻って日系企業に就職して19年後に帰国しました。
滞在先シンガポールの教育事情
私が住んでいた国はシンガポール共和国と言う国です。この国は東南アジアに在るのですが全国民に英語教育と住民それぞれのルーツで在る言語(マレー語、インド語、中国語)の両方の2ヶ国語を習得させています。
その為、通常の仕事では異なる人種でも英語を共通の言語として使います。ひとくちに英語と言っても、非ネイティブの英語、しかも他のアジアから働きに来ている人達も多くいるので、さまざまなな国の訛りのある英語が飛び交うのです。
英語が及ぼす仕事に取り組む環境
もちろん、日本人英語もその中にはいります。そういうわけで英語を使って仕事をすると言う体験をしたのですが、この英語を使うことが仕事に限らず、仕事に向かう姿勢にも反映されていたのです。
常に仕事を始める際には上司やリーダー的な人物からの仕事全般に関する説明及び従事する側からの質疑応答がありました。
まるでアメリカのような就職時の契約文書
ちなみに就職の際に文書にて提示される自分の職務上の所掌範囲と責任について記述されている文書には驚きました。それまで、日本での就職の経験しかなかったことなので、仕事を始める時に分厚い文書で提示されている自分の待遇から仕事に関する職場そのものについての詳細な内容。
これにはビックリしたのです。改めてアメリカに代表されるような契約社会なんだと実感したのでした。
この文書の中には、私の職務権限やら裁量そして責任範囲などが書かれていたようぇす。何故?ようですと言うと、その時私は初めての経験で動揺して、契約書形式の厚い文書を理解できなかったーと言うかー頭に入って来なかったのでした。
とまあ、初めての海外勤務は、戸惑いながらスタートしたのでした。今後とも職場内での対人関係編や生活編などを書いていくつもりです。
もちろん帰国して感じた日本との対比についても。
ここまでご精読頂きありがとうございました。