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「事実発見(Fact Finding)」と「構造把握(Structure Perceiving)」から考える「人口減少を迎えた地域社会の生き残る道」(GRゼミ9期第2回 2021年11月15日)

GR人材育成ゼミ第9期、第2回が11/9に行われました!

初回は参加できなかったメンバーもいたのですが、全員集合では初回のゼミ。オフライン(SHIBAURA HOUSE)とオンラインでのハイブリッド開催。

第2回の講師は藻谷浩介さん。GRゼミでは毎回講師としてお迎えしていまる方ですが、もちろんゼミ生にとっては初めての講義。「人口減少を迎えた地域社会の生き残る道」をテーマとした今回のレポート、簡単ですがお届けします。

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藻谷さんからの『「事実発見(Fact Finding)」と「構造把握(Structure Perceiving)」を行う人です。』という自己紹介を皮切りに、まずは昨今どうしても話題として避けられないコロナ禍に関連したトピックから藻谷さんの世界に入っていきます。

国内での新規感染者数の数が比較的落ち着いている感触のこの一週間(2021/11/2-8)、新規感染の状況について世界での状況を比較すると?というクイズ。
なんとなく頭にあるイメージと、公開されているデータを比較すると、改めて文字として聞こえてくる情報(から作られる自分の中でのイメージ)は必ずしもデータとは一致しないことがわかります。
たとえば以下のスライドが示す情報を見て、皆さんが思っていたイメージと比べてどうでしょうか?

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話題はコロナ禍での死因と人口増減について、そして地域での人口動態の話題に移っていきます。
東京で転入超過(入ってきた人のほうが出ていく人よりも多い)となる15-44歳世代でも人口で見ると減少となる…なぜ?という話題をはじめとして、言葉だけを聞いていると矛盾するようなイメージを持つ事実をどんどん目の当たりにさせられるゼミ生たち。
ゼミ生の振り返りからは、『「率」という言葉には注意』という藻谷さんのメッセージが印象的だったという声も見られました。
「今後年金はどうなるのか?」や「コロナ新規感染者数や死者がどう変動してきたか?」という問いから構造把握へのヒントも。

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終盤では地域の付加価値額についての話から振り返りでも最も反響の見られた「地消地産」の話題に(地産地消ではなく、地消地産)。地域で見られるプロモーションの取り組みが真に地域経済を活性化させるためには「地域で消費するものが地域で産みだされていることが重要」という話題には地域で取り組みを行うゼミ生からは深いうなづきが。(ゼミ生にも様々なバックボーンがありますが、地域課題活性化や地方創生に関する活動を行うゼミ生も)

本当にあっという間に過ぎ去った2時間の講義。次回の講義も楽しみです!
今回のレポート担当はハコブネが担当しました!

■GR人材育成ゼミ(通称:GRゼミ、吉田雄人ゼミ)とは?
https://graj.org/seminar/
「地域課題を解決するためのGRという手法を身につけた人材を育成するゼミ」です。
「GR」とは、Government Relationsの略語「地域課題解決のための良質で戦略的な官民連携の手法」と定義しています。
『課題先進国』と呼ばれるようになった日本。その地域課題を解決していくためには、昔ながらの護送船団方式や官製談合とは一線を画した、良質で戦略的な官民連携が欠かせません。財源も人材もノウハウも持たない行政では解決できない問題でも、民間のサービスやソリューションやプロダクトがあれば解決できることもあるはず。そのためにもGRという手法を用いて、行政と民間を橋渡し・通訳することが必要です。この想いのもとに「課題を感じた時、官民の垣根を超えて、誰もがその課題解決にあたることのできる社会」をビジョンとして掲げ、人材を育て、コミュニティを形成し、将来的に課題解決のためのプラットフォームになることを目的として活動しています。
GR人材育成ゼミ第8期の様子はこちらからご覧いただけます↓
https://note.com/yoshida_seminar/m/m285602b4579d


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一般社団法人 日本GR協会
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