入院前夜〜外に出れた〜
親友Pがマンションの玄関に来てくれてからどれぐらい時間が経っていたかは覚えてませんが、オートロックのためPが来てインターホン鳴らしてもらってもすぐにインターホンに対応できないので外でずっと待ってもらっていました。
嘔吐と気絶を繰り返しながらも何とか自力で外へ。覚えてないけど、鍵も閉めたはず。ようやく外へ出てPを見つけた時は一番に「迷惑かけるな…」と思ったものでした。
その後もっっっと迷惑をかけることになりますが。
マンションの花壇の所に腰をかけ、既に呼んでもらっている救急車を待ちます。
その日は少し寒いけどコートを着るほどでもなく、勝手に風邪で体調悪いのかと思っていたけど悪寒がするわけでもなく…
「あれ?じゃあなんでこんなしんどいんだろう」とめまいを起こしながらも少し冷静になれました。部屋に1人でいた時の方がパニックだった気がします。
程なくして救急車が到着、幸いにして受け入れ先もすぐ決まりました。しかもまぁまぁ家から近い病院だったので、これなら朝になってめまいおさまったら、なんとか歩いて帰れるなーなんて思いながら。
救急車内では「上233下140」と言われて、何の数字?と思ったら、どうやら良田の血圧の数値だったのです。過去最高値。
数年前、それはそれは理不尽で侮蔑的な面接を受けブチ切れて頭クラクラしながら帰った日、
「こんな怒っていてはダメだ。血を抜いてもらって冷静になろう」と、妙な決意をして帰り道に献血センターに寄って献血前に血圧を測定したら
「上200」という数値を叩き出し、献血センターのお姉さんを大層焦らせてしまい、ジュースを飲んでそのまま帰った…という思い出がありますが、それを遥かに凌ぐ数値。
そりゃ救急車も乗りますわな、と思った夜更けでした。
つづく
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