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鬼滅の刃アンケートと行動経済④

メディアミックスパワー

令和初のメガヒット作と言われる
【鬼滅の刃】
書店で売り切れが続出!
社会現象を巻き起こしました。

漫画に始まり…
アニメ制作、
音楽演出、
ゲーム制作、
グッズ化、
企業コラボ等々

さまざまなメディアに展開して行きました。

「キメハラ」の同調効果

何度かご説明させて頂いていると思いますが、
同調効果とは、
「自分の考えや意見を周囲に合わせたり、
同じような行動をとったりする」
と言う、
社会心理学の事です。

『劇場版「鬼滅の刃 無限列車編』ですが、
いまだ鑑賞していない人に、
「映画を見ようよ!」と自分の価値観を押し付けたり…
「鬼滅がダメな人っているんだ」と、
相手の好みを否定
したりするなどの行為、
いわゆる「キメハラ」が問題となったのです。

善意の第三者と勘違い

「キメハラ」と言われている行為。
これは興味のない方からすれば…
「押しつけ」以外の何物でもありません。

これらは全て「鬼滅の刃」の同調圧力です。
しかし本人たちは悪びれてはいません。
それは何故か?
善意の第三者と勘違いしているからです。

私も良くあるのですが…
『自分が感動したり喜べたりしたことを、
他の誰かにも体験してほしい。
その人も自分と同じように幸せになれるはず』

こう感じるからです。

人気になればなるほど強くなる。

同調圧力は人が増えれば増えるほど、
強くなる性質
を持ちます。
その理由は『善意の正しさ』です。
いわゆるエビデンス的な意味ですね。
ほら、みんな言ってるよ!という証拠です。

ココから「自己満足」や、
「自己肯定感」の向上
が図られ、
仲間が増えていく事で、
『こんなに感動するモノを観ないなんておかしい』となります。
善意で行動した自分があくまでも正しい!
と勘違いするのです。
これは鬼滅の刃が人気になればなるほど、
強くなっていく現象
なのです。

アンケート期間

吉田行動経済研究所調べ
(2020年12月資料-アンケート終了)
「漫画・鬼滅の刃に関するアンケート」

アンケート実績は
12月11日(金)~24日(木)までの約2週間
吉田式アンケートメソッドを使って分析をしています。

Q5:マグカップ、フィギア、Tシャツなど色々な「鬼滅の刃」グッズがありますが、グッズの購入はされましたか?

昨日は鬼滅の刃の経済効果について記事を書きました。
グッズや企業タイアップした商品等の販売は約1,300億円
アンケートではどの程度の方が買われたのでしょう?
見て行きましょう。

グッズを買いましたか?
買った(はい)=12%(118名)
買っていない(いいえ)=88%(830名)

上記の結果となりました。

④グッズ購入

約950名のアンケートで、
12%もの方が買った
とおっしゃてることに…
私はとても驚いています。
この数字は大きく差が開きません。
映画を観たと言う方がほぼ同じ12%でしたので、
映画を観られた方はほぼ購入されていると言う感覚です。

Q6:『鬼滅の刃』がこれだけの社会現象を起したと思われる人気の理由は何だと思いますか?

最後の質問は、
なぜこれだけの人気が出たのか?と言う質問です。
色んな方のご意見があると思います。

ストーリー=496名
キャラクター=416名
『鬼滅の刃』は観たことが無いので分からない=331名
セリフ=227名
絵柄=122名
その他=51名

以上の結果となりました。

⑤人気の理由

感じ方は人それぞれですし、
答えは一つではありませんので、
最大3つまでとしています。

鬼滅の刃アンケートと行動経済④まとめ

今回は4日間に渡って、
鬼滅の刃アンケートを実施させて頂きました。

鬼滅の刃の認知度は驚異の約87%
映画を観たと言われた方が約12%
映画で「鬼滅の刃」を初めて観た方が51%
グッズを買った方が12%
等々

結果的に経済効果約2,650億円と言う、
爆発的な売り上げを記録していく背景を、
少しでも感じる事が出来ればと思ったのです。

利害関係のない「第三者的な人の声」が一番信頼出来ます。
その声を聞く事が出来ると言う事がいかに凄いか?
を感じて頂ければと思います。

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