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将棋と行動経済
史上最年少の快挙
将棋と言えば!
昨夕に速報が入って来ましたね!
「藤井棋聖が王位獲得!史上最年少で二冠」
将棋の王位戦7番勝負を、
無傷の4連勝で制して王位を奪取!
藤井聡太棋聖が木村一基王位を破り、
史上最年少の18歳1カ月での2冠を達成しました。
また、藤井「新王位」は2冠達成と同時に八段に昇段し、
加藤一二三九段の八段昇段の最年少記録をぬりかえました。
将棋界は当面、
藤井新王位のお陰で、
将棋人気が続きそうです。
棋聖戦での一手
6月末の「棋聖戦」での対局が話題になりました。
当時、藤井聡太七段が打った一手です。
今はAI将棋が先を読んで勝利確率を教えてくれます。
彼が打った一手は、
AI側が「4億手先」を読ませても、
5番手にも挙がらない一手だったそうです。
要は最善手では無いのです。
しかし…
「6億手先」まで読ませると…
何と!
最善手になる一手だったそうです。
結果として結果論となるのですが、
勝ったから言えることではあるのです。
将棋の醍醐味
さて…
今日はせっかくなので「将棋」を題材にして、
行動経済学を繋げたいと思います。
「将棋の醍醐味とは」何ぞや?
将棋は実際に、
必勝法を計算は出来ません。
例えば…
必勝法通りにただ機械的に手を打つ!
というのは不可能で、
代わりに相手の一手を読みながら、
次の一手を打つことになるのです。
そして読めば読むほど、
勝つ確率が上がると言われています。
「相手の手を読む」
と言う事が醍醐味であると言えます。
相手の手を読む楽しみ
じゃんけんを考えてみましょう。
グー・チョキ・パーの三手しかない単純なゲームです。
大人が暇だからと言って、
「じゃんけん」をやろうか?
と言うのは殆どいません。
当たり前ですが…
では子どもの場合はどうでしょう?
子どもたちに「じゃんけんやる?」と言えば、
喜んでやるやる!と言って、
じゃんけんをやってくれます。
その理由は簡単な事です。
相手が次に何を出して来るか?
と言う手を読もうとしているからです。
実は…
じゃんけんは読めば読むほど勝率は上がるのです。
子どもがじゃんけんを楽しむのは、
「読む甲斐がある」
と言う事だからだそうです。
と言う事は…
「読む甲斐があるかどうか」
が「ゲームの面白さを決めている」のです。
将棋と行動経済
将棋の醍醐味は
「相手の手を読む」でした。
ポーカーやブラックジャックなどのカードゲームも、
相手の行動を読み切った者が勝っていきます。
人生はかなりのタイミングで、
駆け引きが必要となります。
「本当の人生」でも、
他人の行動を読むということは重要です。
その場の「空気を読める人」も重宝されます。
常に相手の立場に立ち、
相手の行動を正しく読むことで、
人生をうまく過ごしていけるのです!
「相手の行動を読む甲斐」があるのです!
人生をゲームだと思うと、
これは非常に、
「面白いゲーム」なのです。
人間は感情に左右される生き物です。
行動経済も使い方です。
こうして行動経済を考えるだけでも再発見があるし、
心ひとつで何でも愉しくなると言う事!
将棋一つでも学ぶことが多いですね。